暑さ寒さも彼岸まで

 僕は日本が大好きです。
 生まれ育った場所、民族性も含め
 この国に生まれて良かったと思っています。




 しかし、今日は少し海外のこと。
 車椅子の話しを少ししたいと思います。




 素敵な講師をお招きし、
 今日は車椅子を分解してみよう!というテーマで
 うちうちでしたが、勉強会を行って下さいました。

 三重県にから遠方であるにも関わらず
 近鉄スマイルサプライ株式会社の川辺様 in the house ! です。

 分解・・・というよりも
 Rea Focus という車椅子を用いて
 セラピストにはここをみてほしい! という点を
 短時間ではありましたが、みっちりと教えて頂きました。


 日本製の車椅子が駄目だとは思っていません。
 車椅子をはじめ、どのような道具も
 利用する方にとってどんなモノが良いか?を
 ちゃんと理解し、適切に使用していくことが大事だと思っています。




 ただ、この車椅子。
 乗りたくなる、そんな車椅子です。


 どこから説明したら良いか迷うほど・・・
 どこも調整が可能です。





 ちなみに、この車椅子のマニュアルを頂きました。
 少し余分に頂きましたので、ご興味のある方は是非。
 お声がけ下さい。





 それと、もう1点。
 近鉄スマイルサプライ株式会社様のパンフレット。
 こちらも素晴らしい。




 車椅子の座幅、全幅、全高だけでなく
 前輪、後輪、重量、耐加重、その他のアクセサリーについて
 細かく記載されています。
 こちらも数枚、頂きました。





 今回、このブログに敢えてこの話しを載せようと思ったのは、
 やはり、「人の想い」なによりも
 この点について深く感動したためです。





 川辺さんは、セラピストにここを見て欲しい と
 アツい話しをたくさんして下さいました。
 



 丁寧で、この車椅子で出来る事
 他の車椅子との違い、
 なぜ、このようになっているか・・・など。
 夜であるにも関わらず、三重県からはるばる・・・。




 そして、この企画を立ててくれた方。
 こういった紹介をして下さり、繋げてくれる。
 本当に感謝です。この方がいなかったら
 僕は、まだ当分知らないまま過ごしていたかと思います。





 そして、この車椅子をはじめとした良い車椅子のエンジニア。
 どういう想いで、どんな方に使って欲しいか。
 至る所にその想いが詰まっているような
 そんな車椅子でした。





 セラピスト、という職業は
 多分、その働く病院や役割によって
 色んな考えを持ちその関わり方には
 大きな違いがあるようにも思います。





 もちろん、運動・生理・解剖学は大切で
 基本的なコンセプトとして理解し
 いかに応用しながら、相手の身体機能をフルにいかせれるか・・・
 この点は、とても重要にも思います。





 しかし、あまりにこの身体機能に固執しすぎていないか?と
 まだまだ若造である僕でも、なにか懸念したくなることがあります。





 福祉用具については
 どうしてもセラピストからすると
 「逃げ」みたいな、変なイメージもあるのかも知れません。





 もちろん、みんな手足が自由に動かせれるようになりたい。
 それをセラピストが叶えてあげたい・・・。っていう。
 でも、そんなのは、福祉用具を勉強しているセラピストも
 みんな思っている、と思います。





 いや、ごめんなさい。
 正直に言います。





 僕もそうでしたが、
 はっきり言って、福祉用具ばかりに走るセラピストの事を
 まったく好きになれませんでした(笑)





 「とりあえずできればいい」っていうような。
 そんな風に思っていました。






 うーん・・・。情けない。





 環境面について、セラピストが
 そことのマッチングをプロデュースしなくて
 誰がするんでしょう?





 身体機能をきちんと理解しているのであれば
 その方が、今後どのような事をするために
 どんな道具を使用するのがよいのか?





 あるいは、身体機能の点について
 どうしても頭から離れない!っていう方に対しても
 言いたいですが
 だとしても、どのような車椅子を使用したら、
 どのような環境状況にいられたら
 身体機能は良くなっていくのでしょうか?






 神の手を持つ人で
 どんな症状も、以前と同様に回復したのなら
 僕は何も思いません。





 
 生活をしていく っていうことは
 そこの環境面の評価というのは
 もう、身体機能面コミコミな話しなわけだと思う訳です。





 痛みがとれる手技がある・・・?
 すごい! って思います。
 治る事が全て だと思います。





 ただ、なぜその痛みはでたんでしょうか?




 交通事故? 
 急性発症?




 生活や仕事をしていく中で生じたことなら
 その状況の把握は必須だと思います。
 それに、今までと違う身体状況になったとして
 近い状況までADLに回復したら・・・それでいいんでしょうか。





 ちょっと書きながら
 変な文章になってしまいましたが、
 ここで誰に対してか分からないけど二言。
 自警の念を込めて、です。







 ・福祉用具に興味のないセラピスト

 車椅子、マット、ベッド、手すり、箸、おむつ、
 衣服、お風呂、リモコン、などなど・・・。
 
 がっつりと身体機能の回復について目指してきたのなら
 よりその人の身体機能が向上するためにも
 取り巻く環境、道具について考えると良いかと思います。






 ・福祉用具にしか興味のないセラピスト
 
 もっと真剣に基礎知識を学びましょう。
 本気で口だけ、っていうのはすぐにバレます。
 QOLがね・・・っていう一見もっともらしい盾に守られてるのを
 見透かされます。


 他のセラピストに対しては関係ない じゃない。
 みんなで、チームとしてやっていくんですよね。

 やりたいことをサポートする のも
 やりたいことをどんな身体状況でやりたいのか? っていう点の
 評価はしっかりとやるべきです。






 はい。
 両方とも見事に自分に当てはまってて
 書いててちょっとへこみますけどもねぇ・・・





 まぁ・・・夜中ですし。
 わがままなブログですし。
 誰に向けたわけでもないですけども。





 なんだか最近は、
 ものすごく「なんでなの!?」「そんな風に思ってんの!?」っていう。
 そんな場面が自分の生活の中で増えてきたように思います。
 こうなるとね、なんだか開き直りたくもなるんですけど。





 本当、相手の事を思うっていうのは
 何が伝わっているか?を考えなきゃって分かっていても
 実際はそうはなっていない なんてこともザラにあるわけで。
 口やこうやって文字にするだけなら簡単ですよね。
 相手のせいにすることも簡単。





 もっともっと、良い男になんなきゃなーっていう。
 そんな事を思って1日でした。
 明日は1日休み。
 1人、ゆっくりしたいと思います。