人を活かすということ

 ハロウィンの日には無事,名古屋市での定例勉強会を終え
 本日はキネステティクスに少しだけ触れてきました.




 気づけばもう11月.
 



 ぼやっとしていたら,あっという間に年が明けそうです.





 久々にブログを書こうと思ったのは,
 どうしても,書いておきたいことがあったからです.





 フェイスブックをしていたも
 さほどリンクとして貼ることもなく
 偶然読んだ方に何か残るものがあればと思い書いているのですが
 本音を言うと,今日の日記はいろんな人に読んでもらいたい と思うのです.





 タイトルにある,人を活かす ということ.





 人を使うのではなく,活かす.
 活かす っていう言葉自体も,まだ違和感がありますが
 使うっていうのには,もっと違和感があります.





 確かに,現代において
 使う使われるっていうこはあるのかもしれません.





 それなりに講師料を払うから,きちんとした内容をしてくれ とか
 雇っている以上,会社に貢献するのが普通 とか.





 でも,相手にとって,相手の方らしい生き方や
 特技やその人らしさを理解し,相互に関わりあう関係.
 そしてそれを想像し,形にすることの素晴らしさを
 僕はリハビリテーションの在り方にも通じると思うし
 そんなことを考えている人たちと仕事や活動をしたいと思っています.






 口で言っていることとやっていることのギャップが大きいと
 さすがに嫌になる時があります.






 僕は過去に尊敬している方からの依頼で,
 その人のためならと思い受けた研修のパネリストでの講演で
 これほどまでか!と思うほどの体験をしたことがありました.






 具体的には書きませんが,正直その団体から話を頂いた時には
 よーく考えて受けようかと思うほどです.
 今まで,一度も依頼を断ったことはないですし
 依頼が来た時点でとてもありがたく思っていますので
 かなり特殊な例ではありますが...





 さて,話しは逸れましたが,
 今回は手前味噌で申し訳ないのですが,
 昨日に行われた勉強会での一幕について
 とても感動し,どうしても自慢話しをしたいので書いていきます.






 子供を連れて参加したい. 
 今回,そういった参加者の方がみえました.






 それを聞いて僕は,
 「それはもちろん,大丈夫ですよ」と
 すぐにでもお答えしたかったんです.






 ただ,今回のテーマは「リフト」.
 それも,子供は3人です.






 怪我をした時,何かあった時に責任がとれるのか?
 子供はだれがみるのか? どこでみるのか?






 勉強会を企画したことがある方は分かるかと思いますが,
 正直,子連れでの参加 に関しては悩ましいところがあります.






 もちろん,参加してほしい.
 子供がいるからといって,参加をあきらめるのは申し訳ない.
 でも,他の参加者やスタッフはどう配置する? など.






 いっそ,お断りをするのも,一つの手段でしょう.
 僕は,そういった結論を出した団体に関しては
 すごいって嫌味なく思います.





 中途半端に受けて,結果として子供がいたせいで・・・となることが
 1番の問題になるのだと思いますし
 だからこそ,悩ましいのだと思います.




 でもですね,ここから自慢話しですよ?いいですか?





 僕は,子供も連れて参加してきてほしいんです.





 それを,定例会のスタッフに対したら
 とても悩んでいました.
 どうしよう? と.
 それはそうです.





 僕は,こうしてほしい と伝えただけ.
 こうしたらいいんじゃない? と何も提案もしてません...





 でも,その想いを汲んだスタッフは
 僕の望みも叶え,子供たちにとっても良い企画を考えついたのです.






 その企画とは,
 子供参加OK,ただ勉強会会場と違うフロアで交代にて預かる.





 で,ですよ.






 その日ハロウィンであったので,
 勉強会の待っている間,
 子供たちは自分をかぼちゃの帽子とマントなどで着飾ったり,
 みかんに,ハロウィンといえば!のかぼちゃのオバケの絵を描いたりして準備をし
 勉強会終了後に登場し,参加者へ配る という大役をして頂く 





 っていう.
 そんなアイデアでした.





 子供たちはなんと,当会スタッフへと巻き込まれていたのです.





 上のフロアで,みんなが勉強会をしている間
 別室では子供たちはせっせと参加者へ配るみかんなどの準備をしていて.
 途中,偶然下のフロアに顔を出した他のスタッフに対して子供たちは
 「おかあさんたちにはないしょにしておいてね券」を渡したそうです.





 実際,当日は僕自身もびっくりしました.
 勉強会の終わりのタイミングで登場し,とても感動してしまいました.






 文章の構成力がないので
 なんだか悔しいんですけど,
 なんていうか・・・こういうのを思いつくって素敵です.






 人を活かす とはこういうことだと
 このスタッフから教えてもらいました.






 ここ数ヶ月,名古屋の定例勉強会の中身について
 よりやりたいことができるようになってきていること.
 困ったことなどがあっても,その状況をプラスに変えていけること.
 右往左往ありましたけど...
 良いチームワーク,スタッフに囲まれて大変感謝しています.





 相手の考えを想像できるかどうか.
 自分が目立つため,自己研鑽になっている勉強会の構成などでは
 毎回,流れも中身も変わらないままになってしまいがちです.





 参加者にとって,
 そしてその方が職場に戻っだ先にみえる方にとって
 どうあるべきか? は考えても考えても尽きはしません.
 




 でも,どんな状況でも良い方法があるんだと
 改めて思う1日となりました.





 僕もそんな人になりたいと思います.




 改めて,いつもわがままに付き合ってくれているみんな
 本当にいつもありがとう!
 そして,これからも宜しくお願いします!