移乗できなければもれなく寝たきりです.

 驚いたんですけど.
 
 

 自分で思っていたよりも
 案外,いろんな方がこのブログを読んでくださっているみたいで.




 こんなにも不定期に発信しているので
 なんだか申し訳なくなったので更新しているわけです.




 というわけで,今日のテーマはこちら!

 っていうテーマで勉強会をやるんですけど.
 これらは10月のものなので,
 詳細についてはいつかまた書きます.




 今日,書きたいなと思っていたことは
 



 ー 常識と踊ろう




 っていうですね.
 あほか!と.
 何歳や?と.
 この.意味わからんっていう言葉と,
 僕がチラシ作成についてどう考えてるのか?
 ということを書きたいなと思っています.




 今.
 まさに世間的には夏休み.
 中学生の気持ち,思い出して書いてみた部分はありますが
 このチラシは,
 「あの人喜ぶかな」
 「この人をイメージして作ろう」とか.





 そんな背景のもと,作成しておりました.





 僕は,チラシでもなんでもですけど
 いわゆる「コンセプト」っていうのがないと
 嫌なタイプでして.





 嫌,というよりも
 こういったものを作る時なんかは
 コンセプトがないと作業ができません.






 はかどらない ではなく.
 できないんです.






 今年度作ってきたチラシ.
 いくつもいくつもボツになったものがあります.






 でも,だいたいは納得.






 コンセプトや何をイメージできるかで
 だいたい全体の8割が完成したようなものだと
 僕は思っていて,
 ただ,「見やすいように」とか
 「この案内はいれよう」とか.






 メッセージ性のないものはどうにも...
 そりゃボツになるわな.っていう.





 逆に,周りがOKを出しても
 僕が全く納得いっていないものなんかは
 ずーっと気になってたりしてしまいます.






 でも,見た目が綺麗 とか
 おしゃれっぽいっていうのだけでも
 チラシを評価してくださることはとても嬉しくて
 何かしらその反応をしてくださる方がみえることは
 本当にありがたいものです.
 





 過去のチラシでは,
 電車の中や駅などに貼ってあっても良いのでは?と
 言ってくださった方もいたそうで.





 こういった作業の時だけ
 細かい人間なので,時間はどうしてもかかってしまうんですけど
 結局,やってて楽しい.





 ただ...
 この人,好きでやってるから! とか
 



 まぁ,いいんですけど.
 そう言われるのは相手にもよる っていう.
 めんどくさい部分もあるんですけどね.






 さて,今回のチラシ.
 「 ー 常識と踊ろう 」
 この言葉を使おうって思った時に
 9割出来たようなもんだと思いました.






 リフトについてですね,
 これは現場でまだまだ普通じゃないんですよ.
 印象としても.






 でもですね,
 日本ノーリフト協会っていうのがあって.
 そこの方がすごく素敵で.
 http://www.nolift.jp




 僕も学ぶ機会があったり
 いろんな情報を知って,
 今,日本の現場の中で常識とされていること
 これをなんとかなるといいなー!っていう
 そんなことを思っています.
 もちろん,
 ナチュラル・ハートフルケアネットワークの
 考え方や姿勢が
 僕にとってとても大切なことなんですけど.
 https://www.facebook.com/Nachuraruhatofurukeanettowaku






 そんなことをずっと思っていまして.






 リフトがなくて
 力技で介助する






 これ,今の現場では「常識」ではないですか?






 で,ですね.
 この常識をなんとかしたいわけです.
 リフトに限らず,ですよ.





 看護師の腰痛持ちの方って
 何人いるか知っていますか?






 ご家族が介助するにあたって
 在宅でどんな思いをしているか知っていますか?






 ベッド上で安静にしている方.
 在宅で過ごせれれば,それでいいんでしょうか.






 こういった「常識」をですね
 リフトだけでなくて,なんとかしたい! って.
 そんなことを思っているんです.






 僕,ない頭で考えたんです.







 常識をなんとかしたい 






 なんかいい言葉ないかなー?って.







 そうするとですね,最初に思いついたのは





 「常識を疑え」





 これですね.
 これしかないとまで思えるほど,
 これがでてきたんです.






 でも,嫌なんですよ.






 偉そうだし.






 それに,何よりも嫌なのは,
 「常識を疑え」っていう
 その反骨心むきだしの感じ.






 言うは易しですよね.






 現場を変える・変えたい って思います.






 でもですね.
 今までのケア現場が
 決して悪気があってやっているわけではないじゃないですか.
 





 本当に,気持ちを持ってやってるんです.
 それでもなんとかしたいって思ってる人が多いと思うんです.






 だからこそ,常識を疑え とかでもいいのかも知れません.





 でも,そんな言葉は聞き飽きてて
 疑うだけ,否定するだけなら
 世の中とっくに変わっているわさ! っていう.






 そんな風に思ってしまい, 
 今までの「常識」と
 どう考えながら行くのがいいのかなーって
 思いまして.






 で,思いついたのが
 




 「 ー 常識と踊ろう 」





 です.







 なっげ!
 ここまで書くのにどんだけ時間かかってんだよ!と.







 でもですね,
 今までの常識,それまでの経緯を無視するっていうのは
 よくない.






 壊して創る って言葉がありますよね.
 素敵だと思います. 素晴らしい!






 でも僕は,
 壊すっていうのは,ただ壊せばいいもんではないって思うんです.






 自分勝手に壊して
 自分の好きなように創る 






 これじゃあないなと.







 なんでもそうだと思うんですけど
 エピソードがあるわけですよ.
 何も,周りに迷惑をかけたりだとか
 嫌がらせをしたくて,
 今のケア現場になったんじゃないと思うんです.






 今まで,この日本が創りあげてきた
 このケア現場の「常識」.






 僕は,この「常識」と楽しく向き合い
 付き合いながら考えていくことこそが大事なんじゃないかと.
 そういう風に考えました.






 だから,「踊ろう」なんです.
 常識と踊ろう.





 あ,イメージですよ.
 僕,運動センスないですし...






 何か新しいことを始めようとする時,
 その新しさ自体が,うまくワークするにあたって
 課題になりやすいんですよね.
 





 想いをもつことは大事です.
 でも,それを押し付けてしまうのは,
 変えたいという具体的な解決になりにくい
 否定から入るってスタンスになりがちな気がします.





 これ,今のケア現場だけでなく
 日常生活でも多いんじゃないでしょうか?






 本当に今のこの現場を変えたいなら
 できる人だけ,興味ある人だけ ではいけないと思うんです.






 だから,少しでも多くの方に知ってもらいたくて...
 そのために,チラシを作っています.






 まだまだ,僕自身が課題となっていること
 多くあります.





 考え方も,今はこうかもしれませんが
 来年はまた少し違っているかもしれません.






 でも,思うことは
 きちんとコンセプトを持とうってことです.






 考え方が変わったり
 その結果,行動が変わったとしても
 その根底にあるもののために
 あくまで手段を変えているだけに過ぎないわけです.






 でも...
 周りから見たら,
 コロコロ意見変えやがって・・・となるのかもなぁ...






 日頃から,
 どんなことを想い 
 なんのために勉強会を開催しているのか.






 ブログでもなんでもいいので,
 きちんと発言していくことって大事ですね.






 以上,今回のチラシについて
 言い訳(じゃないですけど!)でした.
 あまりにつっこまれないため,少々恥ずかしかったっていう
 それはまた別のお話し...






 それでは,みなさま
 良い週末を!