外出できないのはアナタのせい?!

 外出に関して思うところがあるんですよ.僕は.



 というのも,外を歩いていてすれ違う
 車いすを使用して移動してる方をみて
 「めっちゃいい姿勢!」「この駆動力すげー!」ということをですね
 あんまり思ったことがないんですよ.




 フェイスブックページなどでみられる
 海外の動画なんかでは,
 かっこいいなー!っていう
 車いすユーザーの方を見かけますけど
 現状,どうでしょう.





 車いすを使っている というよりも
 車いすに座らされている っていう.





 言葉が悪いかも知れませんけれども,
 どうしてもそう感じてしまうことが多いんです.





 世の中にある
 デザインの素晴らしい車いす





 電動でスイスイ,クールに動く車いす






 こういったものを使用することも
 もちろん!なんでしょうけれども
 僕は,やはり車いす自体だけではなくて
 どうやってその位置まで座るかってことも
 重要なんじゃないかなって思います.





 そこがしっかりと安定して,安全かつ楽に乗ることができて
 いい感じの車いすを選定して,乗るってことで
 はじめて快適さがあるって言えるのではないでしょうか.





 なにがフツーかよくわかりませんけど
 例えば,
 足を置く場所を少し高さを変えてみるとか
 肘を置くところの高さを変えてみるとか.
 座る場所をしっかり座ってみるとか
 案外,些細のことを注意するだけでも
 座りごごちがよく,駆動性も良くなったりすると思いますし
 姿勢だって,違ってくると思うんです.






 外出をしたくないから,病気になった
 なんて人いうは少ないと思っていまして.






 ついでに言いますと
 ずーっと家の中で生きてきた人も
 少ないと思うんです.






 好きな時に外に行けたら
 そんな良いことはないじゃないですか..
 





 在宅でもよくある
 「外出機会が減る」っていうのは
 本人が患った疾患によって生じた身体機能の低下のため
 っていうのが原因なのでしょうか.






 内科的な心配事だって,あるかと思います.
 




 でも,どうですか?





 移乗の時に,快適にできたら...
 車いすに乗っている姿勢が,楽なら...
 外に出た時,移動しやすかったら...





 まず,本人をとりまく環境が整っていたとしたら,
 少しだけでも安心して外へ行ってもようかなと
 思うきっかけになったりするのではないでしょうか.






 「本人さんはあまり外へ出て行きたくないっていうから」
 「病気になったところをみんなに見せたくないっていうから」






 これらの言葉を相手が言ったとして.
 「これが外出できない原因だ」というような話し合いのもと
 在宅サービスへの関わりを持つのであれば,
 それは本人さんの気持ちや性格の問題ではなくて
 そこを問題点だとしている専門家達の問題なのだと思います.






 とはいえ,僕は偉そうに言える立場でもありません.
 それに,例えばそのチームで動いている時に
 「そんな解釈するあなたがいるから上手く関われないんでしょ!」なんて
 言うわけもありません.言ってさらに空気悪くなりますよね.






 専門家としてできること.
 例えば,外出1つとってみても
 どこのシーンで,どのくらいの選択肢を提案することが出来て 
 さらには,サポートすることができるのか?っていうのが大事だと思っていて
 まず,知ること,知ろうとすることって大事なんじゃないかなーと.






 環境調整できれば外出できる とまで思っていません.
 もちろん,ご本人さんの気持ちを理解していなければ
 外出するとかそんなレベルの話ではありませんよね.






 それでも,何か今のケア現場において
 少しでもお役に立てれば・・・と思い,
 勉強会を開催することにしました.
 良い機会となる内容かと思いますので,
 ご興味ある方は是非.





 名古屋市の定例会です.
 Facebookページとチラシを載せておきます!
 詳しくはコチラ↓
 https://www.facebook.com/kaiteki.care

 お待ちしております...