研究してみよう!

 平成22年国民生活基礎調査の概要というのが
 厚生労働省から発表されていますが,
 この有訴者数の上位2つが
 「腰痛」と「肩こり」とされています.
 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/3-1.html






 年齢別にも分けて書いてありますが
 こういった身体機能の問題という点に関して
 少なからずとも興味があったりします.





 どうしてこのような状況なのか?
 この状況が続くと,どうなのか?
 どんな問題が生じているのか? などなど.






 個人的に,研究をしてみたいという事もあって
 若干,こういった点については
 とても気になるデータです.





 実際,自分は在宅や臨床などで
 関わらせて頂いている中で
 「身体に負担がかかる介護」というのが
 どうしても気になる点でもあるからです.





 色んな事を頭の中で創造していても
 それを実際にデータとしてまとめたり,
 研究するって言う事を考えると
 そうは簡単にはいけません.






 思い付きで,ポンって出来る事ではないですよね.
 先行研究や,どういった評価が必要なのか?
 実際はこうなのに・・・
 こんな風にまとめるといいのに って思う事はあっても
 それらの裏付けって・・・どうなんでしょう?





 Prospectiveな事をしたいと思うのであれば
 それ相応な準備って大事です.
 ここまで大変な事などとは,全く思ってもいませんでした.





 文献をあれよあれよと入手し,
 これは! って思っても・・・ちょっと違ったり.





 きりがないって思ってしまうほど
 世の中には,様々な文献があるんですよね.






 分野を変えて,少しこの部分だけを調べたいと思っても
 そこでまた知らない事や分からない事が出てきますし・・・






 論文を書いている人達って・・・すごい・・・






 参考にしてみたいと思い,調べても
 それが,いくら「原著論文」とされていても
 果たして・・・? と思う事も
 読んで行くうちに思う所はあって,
 1つのことを研究してみるっていうのは
 そうそう簡単な事ではないぞ と
 ここ最近は感じています.






 基本的には,
 自分自身が褥瘡をはじめ
 二次障害について考えるようになって
 で,じゃあどうしたら改善されてくるのか?
 どのような方法が良いのか?
 その前に,何が一体課題となっているのか? などと
 だんだんと思い詰めるようになったのが
 1つのきっかけともなったかのように思います.






 もちろん,自分で勝手に思いついた訳ではありません.





 本当に色んな先生と出会い,
 その中で学んだことがとてもつもなく大きいです.





 実際にどう研究していくかについては
 ぼんやりと出来ていますが,
 それをもっと具体的に形づくらなければならないな
 なんて事を思っています.





 とは言いながら.
 多分,研究に没頭するわけではありません.
 本当に,こういうのは苦手で(やってもみないのに・・・)
 臨床や在宅でガツガツとやっていくことが出来れば
 それに越したことはありません.





 ただ,その中で
 疑問に感じる事や,まとめてみたいと思う事はあるし
 この機会に(どの機会なのか分かりませんが)
 しっかりとやっていきたいと思っています.






 どれくらいの論文や教科書を読んで
 そのうち,20本前後の参考文献として
 論文に投稿されているのかは分かりませんが,
 現在の僕の状況では,まだまだ足りていないと感じます.






 これは予想ではなく,実際に研究デザインを考えていると
 足りていないと純粋に感じたり,
 この裏付けが曖昧だとか・・・
 バックグランドからもっとしっかりしなければ! なんていう.





 で,日本の論文がどうとか っていう話しではないんですけど
 結局は,最新の,英論文が必要になってくるという.






 読むのにどんだけ時間がかかってんだ! って
 自分に怒りたくもなりますが,
 こればっかりはコツコツするしかありません.





 
 褥瘡の事だけでなくて,
 医療界全体の事として,
 本当にそう言えるのか? っていう疑問は
 多分,尽きることないと思います.






 それは1人1人が違った体質を持つ事や
 エピソードが違う事による部分もあって,
 だからこそ,EBMだけでなくNBMも大事なんだとおも思います.






 それでも.





 研修会に行って,その話しを聞いて・・・
 病院やあるいは施設の中で感じている不満や疑問などを
 ただただ,愚痴っているだけの人には
 あまりなりたくないな〜って思うようになりました.





 上げ足をとるのは,中学生でも出来ます.
 おっと,中学生批判ではありませんよ.






 ただ,世の中には
 「素晴らしい」と思える事や
 「間違いない」って思える事象に良く出会う事も確かです.






 論文と現場とのギャップがあるのは当然のことかとも思うけど
 それでも,そこをどう繋げていくか?
 より精度の高いものとして,
 さらにはどうやったら普及できるのか? っていう事が
 僕は純粋に調べてみたいって感じています.






 まぁ,得意の感じでつらつらと書いてきましたが
 自分にはまだまだ足りていない点が
 たくさんあります.






 1本の論文を読んで,そう思うし
 1人の対象となる方に関わってる中でも感じます.
 同じセラピストでありながら,その知識や技術の差に
 ただ脱帽することだってあります.
 さらに言ってしまえば,1人の人間としても・・・






 って! イカイカン.
 酒に酔いたくなるじゃないですか!






 まぁですね...
 今,自分がしている事が数年後には
 何をしていたんだ と思う事もあるかも知れませんし
 そうでなくて,やって良かった と思う日が来るのかもしれません.






 いずれにせよ,なかなかの思い付きで行動する自分にとっては
 珍しく,考えて考え抜いた上での
 現在の行動であると思っていますので,
 やはり最後は自分次第! っていう,
 そんな事を言い聞かせながら,
 大量に手に入れた論文を読みつつ,
 明日もいい1日したいと思います☆






 はい. という感じの日記になりまて
 結構,ネガティブな文章になっておりますが
 今日は,新入職員に対して訪問リハについて説明する機会を頂きまして
 その中で,わりと良い感じで(好き勝手とも言いますが)
 伝える事が出来たと思いますので,
 実はテンションが高めであったりもします.






 えっと...現場での話しについて
 最近は全く触れていない(更新していなかったですし)のですが
 このあたりも,ちょくちょくと書いていきたいなと
 思っています.
 こうやって宣言すると,また期間が空いたりするんですけども...
 ボチボチと,ですね. 
 というわけで,今から食器を洗いに行きたいと思います☆