ご無沙汰です.

 今日は3月18日・・・
 意気込んだ割には,
 今月のブログ更新が今回で4回目・・・です.
 宜しくお願いします.






 色々とあったんですが・・・
 例えば,うちのじいちゃんとお袋が今月誕生日なんで
 その誕生日会をやった とか.






 日本在宅褥瘡創傷ケア推進協会のコアスタッフ勉強会も
 サンネットワーク豊田様プレゼンツの勉強会.
 あと,褥瘡学会の中部地方会もありました.






 臨床や在宅でも色々とあって
 入院になってしまった方もみえましたし,
 良い事が出来るようになった方もみえました.






 日々,悩みであったり嬉しい事であったり
 色んな事を学びながら体調を崩すわけでもなく
 僕は普通の生活をしています.






 3月って,以前から書いているように
 4月以降に向けた新体制について考えたりする機会もありますし
 定年退職を迎える方もみえます.
 新しい季節を迎えるにあたり,
 送迎会なんかもあって,今週はその日程と勉強会が重なり
 どうしても参加できないって事もありますが・・・ 
 次回以降は参加したいと思っていますので
 宜しくお願い致します.






 はい.
 誰に対しての報告なのか分かりませんが(笑)
 最近はこんな感じで,
 ボチボチとしております.






 ところで.
 今日,久々にブログを書こう と思ったのは
 「褥瘡予防・対策における家族指導」について
 書きたい! っていう事があったためです.






 今月は偶然にも
 褥瘡委員会に久々に出席する事が出来まして
 そこで,来年度方針を決めると言う話し合いがありました.






 手前味噌っぽいですが,
 当院の褥瘡委員会の活動は,なかなかイイって思っています.






 課題なども,それはやはりあるんですけども.
 それでも,僕はちゃんとコンダクターがいて
 喧嘩もなく進むこの委員会は素敵だな〜と思います.






 で,この前の委員会では
 今までの課題でもある
 「持ち込み褥瘡」について考えて行きたい っていう
 そんな話し合いだったんですね.






 いわゆる,持ち込み褥瘡っていうのは
 在宅で発症し,入院に至るっていう状況を言うのですが
 入院中,早期発見が可能となった今.
 やはり在宅で発症した褥瘡というのは
 重症化しやすく,なかなか改善する事が難しい っていう
 そんな状況があるんですね.






 これには,いくら入院中で治癒したからといって
 再び在宅に戻ると,また再発してしまう・しやすい っていう
 そんな問題点もあるよね〜 っていう話しでした.






 で,ですね.
 やはり「家族に対しての指導」っていうのが
 必要なんじゃないかと. そんな話しになったわけです.
 院内でも,教育っていうんですか.
 そんな感じです.






 僕はあまりここ最近は参加できなかった委員会ですので
 この話しがある時に・・・正直迷いましたが
 つい,言ってしまいました.






 「患者家族に対して褥瘡の知識をつけてもらうのはどうでしょう?」と.







 これには,ちゃんと理由がありまして.






 在宅での生活を送る家族にとって
 褥瘡って・・・ものすごくナイーブな話題なんですよね.






 僕は,褥瘡が出来ないように
 こうしてください あーしてください っていうのは
 あまり好きじゃないんです.






 どうですかね? 僕,背筋曲がって歩くんですけど
 これを常に意識して伸ばして歩いてね って言われると
 結構...ストレスです.






 ご家族の方に
 褥瘡の基礎知識を伝え
 なんていうか,「褥瘡って気をつけましょうね〜」って言う話は
 かなり内容を絞っていかないと
 とても強迫に近い内容になるのかな? って思っているんです.






 ただ,それでも褥瘡について
 なんの心配もなく生活して頂くためにも
 ある程度の褥瘡の知識を,地域の方を対象に
 研修会を行うっていう方法も分かります.






 でも,これって難しいですよね...






 で,そんな中.
 




 やや疑問をもっていた中での
 コアスタッフ勉強会での事です.






 この話しに似た話題がポっとでまして.






 で,褥瘡の写真を
 患者さんのご家族にも見せて
 予防に注意しようという取り組みはいいかも! って
 そんな話題が出たんですよ.






 やはり,結構考える事はみんな同じですね.





 
 それだけ,コアスタッフに参加している方って
 褥瘡の辛さや苦しさを知っているし
 だからこそ,ちゃんと予防しよう,改善しようっていう気持ちが
 ものすごく強いのかと思います.





 そしたら,前川先生が
 「あまり強迫的になっては・・・いけないんじゃないか」という
 話しをして下さって.






 その言葉を聞いた瞬間,とてもスッと腹に落ちたような気がしました.






 褥瘡 という分野について
 勉強をし始めた当初は,多分ものすごく僕は
 患者さん,ご家族さんにとって
 いやらしい存在だったのかと思います.






 もしかしたら,今でもそうかもしれません.






 でも,コアスタッフ勉強会に参加している方と同じで
 僕も,褥瘡の辛さや苦しさを知っている と思うし
 だからこそ,なんとかしなくちゃって思っています.






 熱が入りすぎてしまうと
 本来であれば考えなければならない
 「生活」という点を,案外置き去りにしてしまうって事が
 あるかのようにも思いました.






 って,相変わらず
 好き勝手書いてきましたが
 結局,どうやって褥瘡の事を心配せずに
 相手の方々が安心して在宅生活をしていけるのか? っていう
 その具体的な対策については
 まだまだ検討していく途中であります.






 褥瘡を,二次障害をなんとかしたい って思って
 色んな方の色んな意見が出ますけど,
 本気で考えている人とお話しが出来る事は
 本当に勉強になります.






 少し,いやらしい感じで例に挙げた
 「患者家族に褥瘡の写真を見せる」っていう方法も
 やはり,どういう状況でどう説明するのか? っていう所にも
 よると思うし,
 その方法を提案して,
 で,色んな意見を聞く事が出来るって事自体が
 本当に大事な事なんだと思うんですよね.






 正解を決めるって事は,難しいのかもしれませんが
 どうやってしていくのかを考えて行く過程自体は
 間違いなんかじゃない! って感じかと思います.






 ここ2年であまりがっつりと関わる事が出来なかった
 院内での取り組みについても,
 来年度はもっとしっかり首をつっこんでいきます.
 ただ・・・そうは言っても
 自分が出来る事なんかはホントないので
 ちょっとでもお役にたてるよう,頑張りたいと思います.






 と,書き終えたところで
 1つ書き忘れた事があります.
 先程の文章の中で出てきた「言葉について」です.





 これは尊敬するセラピストからの受売りですが・・・






 「持ち込み褥瘡」 っていう言葉,なくしませんか?






 その先生は,褥瘡の事を特別に学んできたわけではないのですが
 この「持ち込み」っていう言葉が
 無責任のような感じがする との事.






 言われて気づくという,そんな感じでしたが
 その通りだと,思います.






 在宅生活での褥瘡発生をなくす っていう事だけでなく
 そもそも「持ち込み」じゃあ,ないですよね.
 その地域での事は,他人事ではないかと思います.





 ・・・あくまで,言葉使いの問題なのかも知れませんが.
 でも,大切なことなんじゃないかと思うんです.