WUWHSが最高でした

 今日,訪問リハへ伺うと
 担当させて頂いている方から
 「どうだった?」 と聞かれました.







 その方は,注意障害がある.
 身体失認も,短期記憶も厳しい...
 失語症もある  という診断をされた方.
 よそからの紹介で,在宅でフォローして下さいという事で
 まだ携わらせて頂いて数カ月の方です.
 うちの母親くらいの年齢です.







 その方に
 先週,ポスターの写真を見せたら
 「うそだぁー」 なんて言っていた方なんですけど.








 僕は,一言一言を丁寧に
 学会で感じた全ての事を,
 そしてその想いを伝えよう・・・としていたら
 真剣に聞いて下さって.
 僕は僕で,自分で話していながらも
 徐々にこみ上げるものがありまして...
 







 正直,あやうく泣きそうになりました.








 それくらい,今回の
 WUWHS(第4回世界創傷治癒学会連合会議)に参加できたことは
 自分にとって大きな幸せでありました☆


 学会に参加して,こんな想いになったのは
 生涯初のことです.
 ドキドキしてたのは,ちゃんと理解できるかな? とか
 不安からくる部分もあったのですが,
 もう・・・内容からその全てが僕にとっては
 どれも刺激的で,参加して良かった! と
 心の底から思えるものとなりました.








 具体的な話をしていきますと
 まず,受付の段階から
 アタフタしてしまい
 「もう駄目だ・・・」と思ってましたからね.
 QRコードを読み取る機械の使い方だけじゃない
 どこでエントリーしたら良いかも分からない状態.
 








 そんなことですから,
 クロークに荷物を預けようとした時に
 そのスタッフはもうかなり親切だったんですけど
 「ふん! このイモ野郎がノコノコきやがって!べらんめぇ!」 と
 きっとそう思っているに違いないぞ! なんて
 疑心暗鬼になったりもしました.








 日本人も多くいたんですけどね.予想より.
 で,シンポジウムを聞きにいったら・・・








 凄い! 細胞シート!
 日本人の医師でしたが,これがもう・・・とんでもない発表で.
 で,次の各国の状況なんかでも
 日本と比べる事ができたし
 それぞれの国がどんな状況なのかを知る事が出来ました.
 それと!これが良かった!エビデンスの話し.
 やはりRCTが良いと思うじゃないですか.でもね・・・みたいな話し.
 もちろん,良いんだそうですよ!RCT.
 いやぁ...勉強になりました☆
 ※これら具体的な内容はまた後日にアップします!









 で,ポスターの掲示に関してですが
 ホント,いつもいつもお世話になっている
 素敵な方々が張って下さって・・・
 ちょっと遅刻してしまいましたからねぇ...
 大変助かりましたし,もうお礼ばかり言っていないで
 たまにはその方に役立つようにならないと! って思いました.
 いつもありがとうございます☆








 ポスターが張ってあるのを見て
 ウェルカムレセプションがある無料で参加できた事をつゆ知らず
 (シャンパンパーティー?と勘違いしていました.)
 僕はホテルにつき,就寝したのでした...


 2日目.
 朝8時からスタートです.OHスケールで有名な大浦先生の講演.
 この講演もとても素晴らしかったのですが
 その写真の中に,ケアナビにも載っている写真が使用されているという
 その事実に震えました.
 もう,ブレーデン先生の講演でも思いましたが
 やはり褥瘡(特に深めなもの)について
 摩擦やズレに対する対策を考えるのは
 もう「世界基準」な事であると知り
 今まで考えてきたり,やってきた事が
 間違っていたんじゃない! と再認識できました.









 そうです! ブレーデン先生来てましたからねぇ...
 そのスケールについて世界的にはどう使用しているのか?
 という話しをして下さいました.
 まさか生で見る事が出来ると思ってませんでしたからね.
 いやいや,良い機会となりました☆








 で,大浦先生の次のセッションでは
 有名な先生方から陰圧閉鎖療法
 そのイノベーションについて説明がありました.
 ここで,凄い先生を1人見つけたんですよ.
 もちろん,どの先生の講演も良くって
 勉強になったんですけど.
 そのpresentationは群を抜いて素晴らしかった!
 ブログもSNSもすでにチェック済み.
 実は事前にチェックしていたんです.
 まさかその方がこんなにも素晴らしいpresentationをするとは!
 やはり,Macですよ.間違いないです.
 でも,Mac使ったらいいのか?ってわけではないですね.
 そんな圧倒的な実力を見せつけられた講演でした☆









 で,ランチョンセミナー.
 前川先生にご一緒させて頂きました☆
 しかも,看護師のかなり実力がある方とも一緒です.









 緊張しました(焦)
 前川先生,顔広いですもん.
 ランチョンで勉強し,その後おいしいビュッフェに行き・・・
 で,ポスター見たり,ブースに行ってみたり.









 ポスターは内容もですが,
 作り方とかが勉強になりました.
 素材とか.デザインなんかが気にいったのは
 写真に収め,持って帰っていいよー的な小さくしたポスターは
 さっと貰ってきました.
 思ったのは,やはり基本的には1枚刷りですね.
 特に海外の方はそうでした.








 ブースもなんていうか...国内だけの学会と違うな〜って思いました.
 オシャレ! っていうか,直観的! 
 触れやすいというか,突っ込みやすい要素を満載に散りばめてある.
 それと,驚いたのは
 ブースでセミナーしてました!
 そんな光景,はじめてみましたよ☆
 これ,かなり反響がありました. 人だかり凄かったですもん.
 乗り遅れた僕のような日本人じゃあ,背が低すぎて
 一体何が行われているのか? 見えーせん!
 日本のメーカーさんもやったら良いのに・・・.
 いや,いろんなしがらみがあるのでしょうか?
 分かりませんが...








 他にもいっぱい,書きたい事があるんですが...
 まとまらせる自信がありません...








 例えば,ランチョンセミナーの案内が
 首からぶら下げれるようになっていて,
 それがいちいちデザインがカッコよかったり.
 抄録集がタウンページばりな厚さだったり.(これで3カ月いける!)
 医師の講演でもお構いなくPTが質問していたり...
 あと! 「チームアプローチ」という言葉.
 これを再考しなければな〜って思いましたし.
 








 そんなこんなで,「世界の広さ」 を身を持って体感してきました.








 
 でも,そこまで遠いものでもない って思いました.









 課題が明確になったのも大きな収穫です.
 やはり英語と,自分の国というか社会情勢を知っておく必要がある.
 そこを押さえて,人間性ももちろんなんですけど
 教養を深めていけば,
 きっと良いディスカッションが出来る! と思いました.









 勉強ももちろんなんですけど.それより! 教養をつけて.
 世界の方々と情報交換する事が当たり前 というか
 スタンダードなものとしていきたいと思います.








 その上で,2016年はイタリアでのWUWHSに参加する! と.
 この次回開催予告のアイテム自体もカッコいいんですもん.
 コインとかが挟まってるチラシ.やんなっちゃいます.
 大事に,次回開催のその日までとっておこう!










 今まで,色んな事があったけど(褥瘡に力をいれる事で)
 もう,全て報われた気がした,そんな学会参加でした☆
 国際的な規模の学会に,これからドンドン参加しよう!と思います☆
 最後に...モザイクを自分にかけてみました!良い笑顔なんですよ☆