リフトの恐怖感をとろう!


 本日は!
 サンネットワーク豊田様プレゼンツ・・・
 「福祉用具を考えていこうぜ!の会」 でした.






 
 就業後からみっちりと・・・
 本日は「リフト」について勉強してきました☆


 もうですね・・・
 めっちゃ! めっちゃ楽しかったです!






 ホント,とても勉強になりました☆ 
 モリトーさんにスリングシートをメインに説明してもらい
 色んなメーカーのシートを実際に装着して
 参加者であーでもない,こーでもないと
 ディスカッションを・・・しまくり! でした.








 個人差があって,やはり人それぞれ好みがあったり
 身長や体格で,どんなものであれば良いか? を
 かなり検討する事が出来ました☆







 わざと,変な風につけて試してみたり
 恐怖感や安心感はどうか? 
 どんな方にとって,こういうのは良いか? などなど
 実際に体験しながら,話し敢えて
 それはもう! 良い時間となりました.







 個人的に感じた事は,
 やはり,骨盤って大事だな・・・っていう点です.
 今先生が名古屋にいた頃,
 「寝ている状態で,いかに吊られた時の姿勢がイメージできるかが大事!」
 と言われた事が,ようやく! 今になって分かりました.
 ・・・遅くなりまして,すみません.
 






 でも,ホント骨盤がガツッと吊られた時に起きていると
 上半身の姿勢が結構違ってくるんですよね.
 スリングシートのたわみ具合なんかも考慮して
 頸部の位置を保持するって事まで考えていかなければならない時
 全身の筋緊張の状態,関節の可動域
 移動時の反応などなどを,しっかりと評価し
 適切なスリングシートを選べる技術が必要だな・・・と思いました.







 スリングシートも,微調整がききますので
 どういう姿勢で,どういう形で姿勢を保持するのか? を
 イメージし,それが形となって提供できるように
 しなければなりません.







 本日は,改めてそういった点を認識する事が出来ましたし
 何より,ホントに多くの種類を実際に試す事によって
 自分の中で,どういう方にどうしたら良いか? が
 明確になりました☆







 多分,メーカーさんの説明だけじゃなく
 自分が体験したこと,そして参加者との話し合いが
 こういった良い結果となって勉強する事が出来たと
 そう思っています.








 リフト,まだまだ奥が深そうです・・・
 でも,もっともっと勉強したい! って思いました.
 リフトは,本当に素晴らしいもので
 可能性に満ち溢れたものでもあるなと思います.








 この他に,話し合いの話題になったのは
 やはり,リフトを使用する前提として
 介助者が必要となる という,1人では出来ないという事実と
 リフト導入に関して,どう介入するか? という点でした.







 基本的に,リフトを導入したとしても
 「この方法でしか,移乗は出来ない」という現状になりがちなので
 そうではなく,将来的にリフトをハズしていくという視野は
 大事だと思うし
 何より,福祉用具を利用して
 じゃあ,社会的にどう参加していくか? 趣味をどうするか? など
 そういった事をまず忘れてはいけないねっていう
 そんな有意義な話し合いまで出来ました.







 諸外国の現状,で,リフトと日本の在宅や医療状況など・・・






 なぜ? 導入できない? などの
 深く,それでも明るい前向きな発言が飛び交う
 そんな素晴らしい参加者との会話が
 とてお心地よかったです☆







 で,最後に(もっと書きたい事はあるんですが)
 本日の1番のヒット! は・・・








 「 スリングシート + クッション = 恐くない! 」
 







 でした☆
 これは,どういう事かというと
 実際に吊りあげられている時に
 僕はもう,その時の姿勢がもの凄く気になって見ていたんですけど
 やはり,宙に浮いた時の「安定感」って大事なんだよな−って
 そんな風に考えていました.








 そんな時に,ふと・・・
 「頭部がどうしても点での支持だから柔らかいクッション使おう!」
 となり,実際に使ってみると・・・







 凄い! 大分,安定しました! と.
 確かに,横から見ていても
 ただ頭部と頸部を安定させただけなのに
 かなり楽な様子・・・.







 これは良い! と,なり
 「じゃあ,次はクッションをお腹の前に置いてみよう!」 という
 そんな話しになりました.








 で,実際に置いてみると・・・不思議!
 宙に吊られていても,かなり安心する! と.








 これ,びっくりするくらい評判が良かったです☆







 上肢の重みを抜く という形でクッションをおいてもよいし
 抱き枕のようにしてクッションを使用すると
 かなり不安感はとれるそうです! 全然,違うよ! と.








 この,恐怖感がとれる という事は
 リフトを導入する点でかなり重要になってくると思います.







 スリングシートの選定,長さの調整,
 装着の仕方,移動時の支え方,車いすへ座るときの方法・・・
 この他にも,色々恐怖感を取り除くのって
 知っておかなければならないんですけど...







 「抱き枕」みたいにクッションを使用するだけで
 大分,恐怖感が違ってきますよ! 
 バンジージャンプの時とか,ポールに抱きついたりしてますもんね.
 是非,気になった方はお試し下さい☆
 って,もうすでにやっている人はいるかもしれませんね・・・.








 リフトで吊られている時の安心感って大事で
 寝ている時に,しっかりポジショニングで安楽姿勢を保持していても
 リフトで移乗する時に恐怖で筋緊張が上がっては・・・意味がない.







 寝ている状態から,車いすに移るまでの繋がりのあるケア.
 どこか,途中がおかしいと
 他のケアにも影響を及ぼしていきます.
 逆に,全てが良いケアだと・・・ 良いんじゃないでしょうかぁ〜!?
 







 宙に浮いている時,クッションを使ってみる というだけで
 今まで,リフトを使用すると痛いイメージが強い と言っていた方は
 痛みなく,長時間吊らされていても平気そうでしたし
 まるでハンモックに揺られてるみたいだ なんていう
 意見もチラホラ・・・







 挙句の果てには,6時〜11時までの長時間となったため・・・

 メーカーさん,サボりだす! という...







 冗談ですが. でも! ホント良い勉強会でした☆
 少人数でやっている事も良いですね.
 しっかり話し合いが出来るところが良いです!







 月に1回のこの勉強会.
 来月が楽しみです☆