車椅子 + トランスファーボード


膝のせでの移乗を、結構使っていた時期があったんです。
しかし、ここ最近はあまり使っていない・・・そんな私でございます。






理由はいくつかあって、
まず、全介助であっても足底に荷重がかけられる場合は
積極的にかけていく事が多くなった事。
福祉用具を利用していく事が増えた・・・などが挙げられます。






膝のせでの介助をする事で
とても良い形で離床できる事もあるのですが、
やはり、その方のADLや家族の介護って事を考えていくと
膝のせで最初から考えていくよりも、もう少し他にできる方法を考えていこう と
そんな風に思っています。






勉強会などで、膝のせでの介助をすると
とても反響があって、この方法で行える事が
現場ではどれだけ違うかって事を認識することがあります。






ただ、言葉が少し悪いんですけど
簡単に出来るってことだけで、とりあえず膝のせ介助をってのは
少し考えようかなーって思います。






もちろん、簡単にってことや安楽に行えるっていう点は大事です。






ただ、相手の身体状況をちゃんと評価して
本当にその方法があってるのか? を考えないと・・・
もしかすると、良い方向へは進まないかも、知れません。






自分自身の技術の点も含め、インシデントになりうる事もあるかも知れませんし
膝のせばかりを行う事で、本来であればもう少しADLの拡大ができたかもしれないのに
膝のせ介助が出来る人がいて、その人がいなければ離床出来ない・・・なんていう
そんな状況にもなるかもしれません。






相手にとって、どんな生活をサポートしていくか? が大事ですもんね。
重々、承知である方が多いかと思いますが
私はどこかで、自分が関わらなければ良い形で離床出来ない という状況を
気付かないままに介入していたのかも? 知れません。。。






ただ、やはり技術レベルの向上というか
いろんな方法を知っておく事は大事です。
というか、この点について追求していく事は当たり前の事だと思いますが、
ただ、新しく知ったその方法にだけ固執し埋れてはいけない という風に思います。







形で覚えるところの怖さは、こんなところにも影響するのかなーって思います。





自分の手で行える技術だけでなく、福祉用具を利用して
どんな介入なら、相手にとって快適なのか?
一人でなく、チームで関わり合いながら考える事が
大事ですね☆






ホント、学べば学ぶほど、いくらでも方法はあるんだな と感じますし
同時に、どこかで新しく知った事に固執してしまう自分がいるようにも思います。






個人的には、こうやって反省出来る事が
落ち込む事でもあるんですが、やはり勉強したからこそ気づける事だ と思うので
1歩だけ前に進めてるぞ! 私! と言い聞かせてもいます。






福祉用具にしても、ホント便利なのは多いんですけど
使い方次第ですからね。 どんな状況でどんな方にとって必要なのか? を
ちゃんと考えていかなければなりません。
使えないからといって、その福祉用具がダメな事って結構少ないように思います。





と、いう事で。面白いのがあったのでリンク貼ります。
http://www.kurumaisu-miki.co.jp/wheelchair/special/lk2.html
かなり前であったかと思いますが
トランスファーボードと車椅子が一体化してるといいなーって日記に書きましたが
探せばあるもんですね。 新しいのかは・・・ごめんなさい。わかりません。
「2」って書いてあるので、多分以前からあったんでしょうね。
ちょっと気になるので、要チェックしてみたいなーって思っています。