アツい!


今月の理学療法学という雑誌、
これはヤバイ! もう、家に持ち帰ってきて
こればかり読んでいます。






豪華だ・・・ アツい季節がやってきた☆ そんな感じです。






ただ、論文や教科書って
友人もよくいっていることですけど
これをどう臨床に応用していくか? が大事だねと。
これに、僕もかなり同意しています☆







現場で、リスク管理でもなんでもそうですけど
「 論文的には、こうです」 って口で説明したところで
正直な話、対象となる方にとってみては
「なるほど〜・・・で?」 って事になる事が
状況によって生じる と思うからです。






もちろん、その内容や
論文が現場にかなり沿ったものであれば
問題はないのでしょうけども
やはり、口ばかりになるよりも実際に動けなければ! って思います。






研修会や勉強会っていうのは
やはりアカデミックな部分もあるかと思うのですが
研究された内容を、どう臨床に生かすか?っていう
その「架け橋」となる部分が、とても大事なんだと思います。






自分が、人前で話す時。
いつでもそこに「現場」を意識出来るっていう
そんな話や内容が盛り込められるように
精進して行きたい! って思います。





もちろん、
理学療法士として」 っていう気持ちも大事でしょうけど
伝える時、対象となる方によっては
「ここの時に、この場所のZMPがCOPから外れているから、起き上がりで大腿部にのせれないよね」
って言って、何になる? っていう・・・。
「COPを相対的な場所に作ると加速した重心を制動出来る」 って事も
目に見えない「重心」について、こんな説明したらどうなりますでしょうか・・・。







こういった話しを、どうやってスタッフ全員でケアを行う時
どう説明し、取り組んでいくか? って事が
セラピストには課せられた課題なんだと思います。







ちなみに、先ほど紹介した
ZMP(zero moment point) と COP(center of pressure)については
まだまだ勉強中なんですけど、
こういった事に限らず、アカデミックな事って
やはりちゃんと知っておく必要性は高い と
そんな風に思っています。






基本的な部分を、知識としてちゃんと知っておかないと
やはり、動作分析なんかで、「わかっていない」 となりますもんね。
熟練したセラピストとは違い、まだまだ僕は見当違いな
評価をしてしまっていて、間違ってたな と気づく事も多々ありますもん。。。






それなのに、人に伝える時
PTっぽい話しを、ガツッてするのは
ちょっとズルい気持ちになった時に、僕はしてきたように思います。。。
そうすると、病棟のスタッフに伝える時に
「よー分からんけど、なるほど! それっぽい」 と
一見、それらしい伝え方になったりしがちだったかもしれません。







こういうと、ホント失礼なのかもしれませんけど
PTっぽい って話し。 もう、なんとでも言えてしまいますよ。






でも、やはりそれは悪しきものとして
何よりも僕自身、ちゃんと胸に刻まなければならないと思っています。






学生相手でもそう、病棟のスタッフ相手でもそうです。
相手に分かりやすく伝えるっていうのを
少し、「ナメんな!」 って思っている方も見えるかもしれませんが
そこは、専門性っていうのがあるじゃないですか。
僕だって、病棟のスタッフが知っていて、
知らない事や出来ない事なんていっくらでもあります。







それぞれが、高い専門性を持ってチームとして関わるのは
理想ではなく、当たり前にする ってのが普通な事だと思います。
ただ、口でいうのは簡単ですが、そこは「人 対 人」。
いろんな事がありますよね。






自分が理学療法士だから っていうのは
もちろんついてまわる事なんですけど、
その上で! 理学療法士として ではなく
スタッフの一員として関わる事が出来る人間になりたいと思っています。






自分はまだまだ若手です。
どんな人がこの日記を読んでいるか分かりませんが
あくまで、個人的な意見ですのでご了承をお願いします。






でも、一つお願いしたいのは
もし、セラピストに関わる職種の方がみえたら、
「動き」についてでも、「ポジショニング」についてでも
気になる事があったら、どんな若手なスタッフでも構いません。
セラピストの考えを、一度聞いてみて頂ければ嬉しく思います。







「・・・って、人から聞きました」 っていう若手もいれば
「・・・って、論文で読んだので」 っていう若手もいると思います。
密かに、ただ病棟のスタッフにはうまく伝えられなくとも
がっつりと勉強しているセラピスト、たくさんいますよ!







それに、病棟のスタッフからどんな事でも良いので聞かれると
セラピストにとっても、かなり刺激になります!
実際に、僕はそうです。
だからこそ、分かりやすく説明したい! と思いますし
もっと基礎的な勉強をしなくちゃ! って思います。
どこまでがOKで、どこからがピンチなのか とか。
そういった臨床知識を再確認するだけでなく、
もう、自分だけでは気づく事も出来なかった事を
すぐ、知る事が出来ます。








それと、もう一つだけ!(お願いします!)
「1回、ミスをしてしまった」 「こいつはこういうヤツだ」 と
若いセラピストを決めつけないで頂きたいと思っています。
「そりゃ、そうだろう」 と
思ってみえる方が大勢いることはわかっています。
でも、人間ってそういう風にみられているかも?って薄々、感じれます。
「遊んでばっかりだ」 と思っていたとして、
それがその通りであったとしても、
論文や教科書を読むことだけが勉強じゃないですよね。








それだけ、理学療法士という職業を通して
学ぶことってたくさんあるんです!
だから、成長していく若手のセラピストを
暖かい目で見てやって下さい。







僕は、自ら勉強会に参加しなかったり
論文や教科書を読まないっていうセラピストを
ひどく嫌う暗黒な時代がありました。
で、1人、それでもとても患者さんとは良い関係でいるセラピストがいました。







知識・技術よりも、患者さんに嫌われない事ばかりを
気にして介入している という勝手な印象であったのです。
でもこれは、言っても僕のただの仮説です。
実際は、影でめっちゃ勉強していたのかもしれません。
それに、例えしていなかったとしても
患者さんと良い関係でいる という事実は変わらないわけで
どこか、嫉妬があったかのように思います。






論文を読んだ数が多ければ偉いわけでもないですもんね。




このセラピストのおかげで、学ぶ事が出来ました。
人にはそれぞれ、「自分のスタイル」っていうのがあると思うので
人がどうとか、そんなの関係ないなって思うようになりました。
やはり、勝手に決めつけてしまっている自分はイカンな と。






それでも、僕はやはりコツコツと論文や教科書を読むことの大事さを
日々、感じることがあります。
ただ、やはり押し付けるのってよくないですもんね。






自分が1年目だったり、新人だったりした時の気持ちで
後輩と話しをする というのは、結構難しいような気がします。
その当時の気持ちも、基本的には自分とは違うわけじゃないですか。






それでも、人との関わりが強いこの職種。
患者さんだけではない、病院・施設のスタッフ全員ともあります。
だからこそ、暖かい目でみてやって欲しいんです。
その分だけ、勉強になり、それが成長にも繋がります。







と、今日も偉そうに書いてきましたけど
きっと、こうやって書いていても
セラピストの方って、
「暖かい目でみられなくても、受身ではなく自分から頑張るわい!」
って人が多い・・・そんな連中が集まる職種だと思います。







逆に1人、「そうだそうだ!もっと暖かい目で褒めてくれ!」と
言いそうだな〜 というカワイイ後輩がいますけども。
アナタは、頑張らなイカン! 僕もだけど!
一緒に、これからも勉強しましょうね。 男ですけど。