ポジショニングということ


例えば、今では
「当たり前だのくらっかー」 なんて言いますと
親父ギャグとして認められていますが、
これが、現代の若者バージョンであれば
「マジでやってらんねーちゃん (蘭姉ちゃん) 」←名探偵コナンより引用
となるのかしら? と、
ふと、自分の脳裏によぎった今日。
別に嫌なことがあったわけでもなく、むしろ良かったことが多かったのですが
こんな事が思いつくなんて...と
自分のアホさにちょっとニヤリとしてしまいました。





気持ち悪っ!!!







え? ポジショニング?






と、いうわけで
今日のテーマは「ポジショニング」について!
どうですか? この支離滅裂な世界観!
そんなに冷たい目で見ない下さい。。。






ポジショニング。。。





ネットなどで調べると
それはもう! たくさんひっかかってきますよ。
サッカーやバスケットボール、果てはマーケティングなどの用語として。
これ、褥瘡あるあるですよね。(もう、なんかごめんなさい)






何度かポジショニングについては
書かせていただいていますので
今日もポイントを絞りまして
「30度側臥位」について個人的な意見を書きます。






基本的に、どのテキストにもこの30度側臥位であれば
臀部で受けるため、仰臥位では局所にかかりやすい
仙骨の圧を再分散(徐圧というよりもこの表現が多いように思います)する事が可能です。
と、 書いてあります。





ただ、ここで30度枕なるものだけを突っ込むだけでは
相手にとって寝やすい姿勢 となるはずがありません。






寝てみなっせ。 嘘だと思うなら、30度枕だけ使って寝てみなっせ。
ただでさえ、寝返り打たないまま寝るのってキッツイですよね。





しかも、痩せている方であれば
よく見たら分かるんですけど、
もう、背中に対してクッションが「点」でしかあたっていません。






最近では、とても柔らかい素材のものがありますが、
30度側臥位で、そのクッションは身体にフィットしていますでしょうか?
真ん中らへん位?しか当たっていないように思います。





長さにもよるんですが、
骨盤の位置にもさほどフィットしていないし、
大腿(太もも)の下には空間ができ、
ほぼ、踵にのみに圧がかかる姿勢になりがちだったりもします。





まず、こういった状況でしたら
僕はこの30度枕なるものを、ピシッとしたまま使用せずに
うらっ! っていう勢いでちょっと曲げたりします。 ちょっとですよ。
特に注意するのは
骨盤のあたりと、やはり肩甲骨の裏です。





ただ、ちょっと曲げて身体にフィットさせても
ヤツらは(30度枕)は、ふんっ!って感じで
ピシッと戻ってきます。






理想としては、この30度枕を「土台」として、
その上に柔らかい、フィット性に優れたものを使用するといいのですが
必ずしもそういうものがない時がありますので
柔らかいクッションである場合に限り、
その30度枕を身体にフィットするように曲げて
そこでキープできるように、その30度枕の下にタオル巻いて
ストッパーとして使用したり しています。





ちょっとしたことだけですが
これだけでも、圧の再分散が可能です。





んー。。。ただ、寝やすさ という点ではイマイチ。
なぜなら、足が宙に浮いているままでは
踵に褥瘡が出来やすいだけでなく、下肢の筋緊張を亢進させたり
常に重力がかかっている環境であるため、拘縮にもつながりやすいかと思います。





ですので、忘れずに足が休める場所を作っておく必要はあります。
出来れば、ちょっとでも足を動かしても大丈夫なように広めだったり
咳などでも足が動きやすい方向を察知しておいて
動いたあとの位置でも休めるするようにすると良いかなーと。





ちょっとでも足が動く方であれば、それを固めるくらいに
クッションを引き詰めない方が良いと思います。






クッションを当てる ということを
身体を横にさせるための補助 として考えるのではなく
元は臀部で圧を受け止めるため という事を忘れない必要があると思います。
ですから、クッションを当てて、そこに体重がちゃんと乗るという
休まる場所として当てる という事を忘れてはいけないかと思います。





で、肩や腕なんですけど
体の上でだらっとさせるのではなく、
クッションに乗せるように、胸を開くようにすると
楽だと思います。
だらっとさせてしまうと、手が内側に入った状態で
硬くなってしまうかも知れません。
この結果、身体が丸くなりやすくもなるかと思います。
重力がある というのを忘れずに
逆に味方につけるくらいのつもりで
胸を開くようにしていたら。。。いいんじゃないですかね!






で、そんなこんなで
上側になった身体にクッションを当てる事を注意したら
ここで、「50%」だと思っています。






支持する側になった、下になっている身体にも注意することが大事です。





足が真っ直ぐ伸びている。
手が真っ直ぐに伸びている。 という状態が
拘縮がない状態ではありません。





身体を支持する役割を担うためにも
支持する面を広げてあげると、さらに姿勢も安定します。
安定すると言うことは、筋緊張も亢進しにくいかと思います。






足を曲げて、支持する面をたくさんにします。
下になった肩にも注意が必要です。
肩を引いた格好では、上半身も安定しませんし
何より、その姿勢は苦痛だと思います。





仰臥位でも、まさに学校の「起立!」した状態で寝ている方もみえますが、
そのまま、30度側臥位になっているかたも多いように思います。
自分の親が、そんな姿勢で寝てたら。。。どうです?






手が、足が伸びてる状態でなく
筋肉が緊張していなくて、楽そうだな っていう位置が一番だと思います。




肘をのばした状態では
肩や肘が内旋し、手首が曲がり、手の平は外へ向いている方。
肘を曲げてあげるだけで、だいぶ緊張が落ちたりもします。
見た目の変化ではなく、その状態を意識することが大事だと思っています。





ですから、なんだかつらつらと偉そうに書いてきましたが
やはり、人によって違いますので
30度側臥位に限らずですが相手にとって良い反応がでる姿勢を
考えて行く必要性があるのかなって思っています。





拘縮の程度や、緊張が上がりやすい位置をちゃんと評価して
重力を味方につけたり、これは進行させないようにするためなのか?
積極的に体重を乗せる機会として車いすでの座位姿勢に繋げて行くのか? などなど。
目的をちゃんと決めて、チームプレイで行くことが大事ですよね!






やっぱりですね。。。文章ではきつい。。。
密かにパワポで図を作って貼ろうかなーとも思いましたが
なんだか、僕が勝手に言っているだけな部分もあるので
やめています☆






ここ最近では、こんな感じでまとめていますが
もし、少しでも役に立った! って方が見えましたら
それは本当、気をつけた方がいいですよ! と
僕は言いたいです。というか、そうやって俺は言う。
いっつもそうだ。 そうやって俺はやってきた。(本当にすみません。BDより引用)






あくまで、臨床や在宅で感じていること ってのが前提で書いています。
と、いう事は
僕のポテンシャルがコミでの話しばかりですから。
まだまだ実力が足りていない、経験も少ないような奴の独り言です。
ブログという形で書いている という意識はしていますが
それでも、信じない方が良いですよと言いたいです。
多分、考えも今後変わっていくと思いますし。






というか、数年後に読み返して
この日記を鼻で笑えるくらいにはなっていたいと思っています。





分かりにくい文章だったと思います。
中途半端に言葉使いにも気をつけましたが、
ここまで読んでくださった方にはありがとうございますとしか
言いようがありません。
暖かい目で、見てやってください。
書ききれない事もありますが、せいぜいこんなもんです。
もっと、勉強して行きたいと思います!