ふと、思ったこと。

幽霊って信じていますか?
そんな話しを今日、訪問リハの中でしてきました。
実際、僕は見たことがないし
信じていない派というか、信じようがないという感じです。





ただ、先入観なのかなんなのか分かりませんが
妙な雰囲気だなーって思う場所だったり場面なんかはあるので
もしかしたら、怖がりなので考えないようにしているだけなのかもしてませんね。





今、目に見えているもの自体が真実であると限らないのは
多分そうなんじゃないかなーってくらいには思います。





思えば、「音」だってそうですよね。
人間の耳には聞こえていない音域(動物に聞こえる笛の音)なども
実際にこの世界に存在しているわけですからね。
嗅覚であっても、視覚であっても
物質の化学反応なんかも加味しながら
実際に知覚すらできていない事象なんかがあっても
それはおかしくはないのかと思います。






えっと。 話しはずれましたが。






この幽霊の話しになったもとの経過は
担当させて頂いている方が、脳梗塞になって間もない
意識もはっきりとはしていない時に、ふと目の前に現れたことがある という
そんな話しをして下さったためです。





本人は、そのあまりにも現実味のある状況に
夢であるとはどうしても感じなかったそうなんです。




不思議ですねー。。。
脳梗塞になって、入院して間もない安静が必要な状況
という条件であったため、それは脳みその影響なんじゃないかなー? って思いましたが
仮にそうであったとしても、やはり本人が感じる
視覚や嗅覚、聴覚など全ての感覚から抽出され、
脳みそによって彩られた世界っていうのは
微妙に人によってずれているのかもしれませんし、
どこかにエラーが生じていればなおのことなのかなーって思います。





ただ、
幽霊であった可能性も、もちろんあるんでしょうけど。
否定はもちろんしませんが、知識不足で経験したことがないので良くわかりません。。。








長くなりましたが、結局
何が言いたいかって言いますと
どこでどんな具合でその人の世界が形成されているのかを知るために
脳科学なんかをはじめとした知識が必要っていう事と
自分が感じている事を全て相手にも当てはまると決めつけずに
どんな事を感じているのだろう? と考えて接することが大事なんじゃないかなと。






ポジショニングなんかで、安静時の姿勢評価をするかと思いますし
昨日、発表させて頂いた重心の位置なんかもそうですが
見た目であったり、触れた感触で
正常とズレているから、元に戻そう と考えるのではなく
なぜ、今、このような姿勢をとっているのか? という事を
考えることが大事なんじゃないかなと思います。





身体が傾いているから、元に戻してくださいって言って
すぐに戻るようであるなら、最初からやっているはずです。
きっと、傾きたくなる理由があるから、そうしているんですよね。
うーんー。。。まあ、ベタな話ですけどね。






相手に「寄り添って」考えることは大事というか
当たり前としていかないと、ケア技術がどうのこうのっていう
話しにすらいかないんじゃないかなーって思います。






霊感がものすごく強い方がいたとして、初対面で僕が
「幽霊とか、全くいないと思ってます」と、 間髪いれずに、次いで
「知識とか、根拠とかなくって。なんとなくね!なんとなくそう思うんだよー」
と、言ったら。。。どうでしょう?





きっと、相手にすらされないでしょうね。
ケア場面でも一緒ですね!
・・・と、偉そうに言っておきながら
相手がどう感じているか?っていうのは
まだまだ分からないことがあるんだろうなーって思っています。
やはり、勉強が大事ですね。 あと、現場での経験。
コツコツやっていきたいと思います!