世間的に卒業式の日


 在宅で最後を迎えたいと
 本人の強い希望のもと,ご家族の理解もあり
 今日,家に帰る事が出来た方がいます.






 以前から訪問リハで関わらせて頂いていたため
 今日の訪問リハは担当している方の時間調整をして
 顔を少しだけだしてきました.






 元気のない雰囲気ではありましたが
 明るい表情でした.
 名前,ちょくちょく入院中に間違えられたりもしていましたが
 ばっちりと名前も呼んで頂き,話しをしてきました.






 お互いにどんな話をしたらいいかと
 言葉数も少なかったですが...






 なんとなく,自然と伝えたい事が分かりましたし
 何故か,「先生の髪は猫毛だね」と
 よしよしとしてもらいました.
 きっと,僕の気持ちも筒抜けであったように思います.






 「来週も来るよ」 と伝え
 その場を後にしましたが
 この方の気持ち,そしてご家族の気持ちなどを考えると
 在宅というのは,やはり特別でもなく
 今まで生活をしていたという,当たり前の場所なんだと思いました.





 「訪問リハビリという関わり」 のその意味を
 教えて頂いた方の1人ですし
 今日も,教えて頂く事がありました.





 これからも僕は
 やはり「在宅での生活」 というところを
 勉強していきたいと思います.