皮膚のたるみ(特に殿部)


 まぁ...ワガママな日記とは言いながらも
 そうそう全部を書いていけるわけでもないのですが...
 今日は! ちょっと疑問に思う事.
 そんな事を書いていきたいと思っています!





 
 あくまで,個人的な見解.
 リスペクトの上での日記なので
 あんまり真剣にしすぎない事をおススメします!






 と,いうことで.
 今日のテーマは「皮膚のたるみによる褥瘡」についてです!






 最近は,よくこの話題が出てきています.
 はじめに書いておきますが,
 「皮膚がたるんでいくことで,局所の圧があがり
  褥瘡が出来やすくなる」
 という事に関しては,
 「なるほど! 臨床でもその経験ある! そうだったのか!」
 などなど...この視点は素晴らしく,まさに目からウロコ.
 シーツのシワですら問題点としてあがる現場ですから
 特に高齢者の方の皮膚の伸張性をよくよく観察し
 どういった状況で褥瘡が出来たのか?
 という事を考える1つの大きなTipsになるように感じています.






 ただ,ですよ. 問題はその解決方法.
 臀部をはじめとした褥瘡の周囲に皮膚のたるみがあるのを
 テープで伸ばして,皮膚のたるみが褥瘡へ影響を与えないようにする
 という方法はいかがなものなのか? と感じます.






 もし,原因が皮膚のたるみによる局所圧の上昇が主なものであれば
 褥瘡が治癒したとしても,今後その対応方法を考えていくと
 テープずっとしとかなきゃイカンね! ってなりそうです.






 また,僕の勝手な予想では
 「皮膚のたるみによる褥瘡の対応法(テープによる皮膚の伸張)を
  鵜呑みにしすぎているスタッフが多くいるのでは?」
 と,生意気にも感じているのです.






 分かりませんよ! 実際のところは.
 ただ,「皮膚がたるんでいるから」という事で
 あまりに安易にテープでまわりの皮膚を伸張するという対応は
 これ,問題なのではないかなぁ〜? と感じます.






 これも勝手な想像ではありますが
 多分,皮膚のたるみについて問題提示されている先生は
 あくまでも! あくまでも1つの対応法がテープでの伸張 と
 勉強会の中で話されているのだと思っています.






 影響力のある先生であればあるほど
 その対応法について聞くと,聞いた側は深く考察せず
 「あの先生が言ったんなら間違いない!」と
 すぐに応用していきやすんじゃないかと思うのです.






 どんな事でも言える事ですが
 その先生が話されている内容というのは
 本当に色んな事を考えたり,研究したりして導き出した方法であるため
 言っていることは間違いないものだと思うのですが
 その結論を出すまでになった全ての経緯を,
 聞く側はわずかな時間で知ることが出来ません.






 ですから,先日参加した学会なんかで聞いたこと・知った事を
 どう考え,応用していくか? っていうのは
 僕ら聞く側にこそ責任があるのかと思うのです.
 テープを使用して,褥瘡を治すのは本当に良い方法です.
 ただ,現場のスタッフはそれに満足しすぎてもいけない!と思います.






 ちょっと文章のまとまりがないのでイカンですが
 超個人的には...
 ・皮膚のたるみによる褥瘡の対応としてテーピングは有効であると思うけど
  治癒した後にずっとテープを使用していくのには疑問というか不安あり.
 ・理由としては,テープ使用する事により生じる皮膚観察の頻度の低下.
 ・DTIももちろん,皮膚の危溺性をあげてしまうのでは?
 ・最高におむつの装着が上手い場合は,テープは必要ないのでは?
 ・背抜きの仕方にも考慮が必要!?
 などなど...思いついた感じで書くとこんな感じですかねぇ...






 う〜ん...
 でも,テープを使用して皮膚のたるみを防ぐのは
 今の現場の事を考えると良い方法ですね.
 是非! みなさんケアの1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
 皮膚のたるみって,案外盲点であったりしますもんね!
 





 それと同時に,褥瘡だけでなく
 今,現場で行われているケア方法を見つめ直し
 もっともっと良い方法を,一緒に考えられれば...と思っています!
 





 二次障害をなくしたい. 本気ですよ!
 気合いいれます☆