褥瘡をテーマに...


ばん!


 ひなまつりが始まりました!
 初めて見に行けましたが,なかなか良い感じですよ!
 寒いかもしれませんが,それもまた一興ではありませんか!
 是非! お越し下さいませ〜☆






 はい.
 この時期,訪問リハの駐車場に困るのですが
 遠くに駐車することで,こういった楽しみもあるので
 いいものです.






 今日は...というか
 少しの間,このブログでは「褥瘡」をテーマに
 個人的に気になったキーワードを
 書いていきたいと思っています!






 先日行われた学術集会の中で
 いくつか興味のあったテーマを
 勉強しつつ,しかも日記に書いていくことで
 頭に入りやすくなるかな〜 と.






 読んで下さる方のために というよりも
 すみません... ワガママな日記ですから...
 もし,少しでもお役にたてればとも思いますが
 ぼちぼちとまとめを兼ねて書いていきたいと思っています!





 実際に全部調べて行くかは...分かりませんが.
 ・Deep Tissue Injury について
 ・proteases (蛋白分解酵素)はどんなんか?
  また,この要素以外にも酵素関係のもので創傷治癒に影響を及ぼすものは?
 ・臀部のたるみ による褥瘡の対応法
 ・褥瘡の滲出液に含まれるたんぱく質の量は少ないとの事であったが
  急性創傷ではどの程度たんぱく質が流出しているのか?
 ・デジカメによる良正肉芽の評価時にネックとなっていた
  糖尿病患者の筋の質. なぜうまく評価しにくいのか?

 



 というテーマを調べていってみようかしら? どうかしら?
 と,ふわふわ考えております.






 と,いうわけで...






 今日のテーマは「蛋白分解酵素」です!
 英語表記であるとprotease.
 なんか,覚えにくいな〜 って感じですが
 カタカナならプロテアーゼ. なんか馴染みがある気がする!






 さてさて. 
 まず,褥瘡はじめ,創傷治癒における中で
 必要な項目の1つに,浸出液のコントロールというものがあります.
 この浸出液というのは,
 炎症により局所の血管透過性が亢進し,
 毛細血管から組織内にもれ出た血漿成分からなる液. とされております.






 創傷治癒を考えていくときに
 「乾いた〜風を〜絡ませ〜♪」というのは
 治り遅くなりますよ〜 という具合に
 もはやすでにスタンダードとなっているかとも思いますが(一部除く)
 何故か? というと
 そのジュクジュクっとしたこの滲出液の中には
 傷を治す「増殖因子」というものが含まれているため(サイトカインとか)
 乾燥させたりすると,この「増殖因子」もなくなってしまう!
 というのが理由なんだそうです.





 
 この辺は,褥瘡の教科書なんかを読むと
 僕が書くよりもかなり細かく載っていますので
 割愛させて頂いて...






 じゃあ,全部それでいいじゃん!
 しっかり書いてあるの読めばいいじゃん!ってなりますね.
 まぁ...いいや. 自分の勉強だと思って書きます.
 それに,もう周知の事実ですもんね. はい.





 で,その滲出液の中には「増殖因子」だけではなく
 この「蛋白分解酵素」も含まれているとの事.






 その名の通り,蛋白質を分解するのですから
 これに関してはあんまり出てきてほしくないな〜 という所です.






 ですので,必ずしも浸出液が多ければいいってわけではないのですね.
 基本的に創傷治癒はコラーゲン合成にあるわけですから
 傷の処置や褥瘡なんかでは,浸出液が気になる場合
 こまめに傷の評価をする必要性があるんだなって思います.






 在宅なんかでは,どうでしょうか?
 毎回知識豊富な看護師や医師がフォローできていればいいんですけど
 僕のような傷の評価が出来ないって! みたいな輩がいますからね.
 乾燥しているかどうかもですが,浸出液が多すぎないか? は
 浸軟が強い場合,傷周辺の皮膚の状態で判断しよう 
 と思っています. もちろん,治り具合も関係すると思いますが.






 そういえば,褥瘡回診に混ぜてもらっていた時に
 創周辺の皮膚が浸軟している方は
 なかなか肉芽が盛り上がってこなかったなぁ〜 と思います.
 たなみに浸軟した状態の写真はコチラ↓
 http://www.maruho.co.jp/medical/jokusoujiten_fm/prevent/prevent5/page3.html

 





 で. ですよ.
 長くなりましたが,僕が回診の時に見た浸軟により治りが遅かった方の
 部位は腓骨だったんですね.
 そうです. 仙骨部や尾骨部ではない.






 何故,仙骨・尾骨をここで出してきたかと言うと
 便や尿の影響も,創傷治癒過程にあるんではないか? と.
 特に,便の中に含まれる要素の中に
 創傷治癒を遅くする因子がある と聞いた事があったのですが
 先日の創傷治癒の過程の中では
 DESIGN(褥瘡の評価)中心にまとめてあった講義でしたので
 この便などに含まれるものの話はありませんでした.






 そこで,今回
 ちょっと調べてみよう! と思いまして...







 あ〜... まとまってもない. 長い!
 ですが,もうちょっと...







 で,便がどのように褥瘡に影響を及ぼすか? というと
 結構調べていて出てくるのは
 摩擦力であったり,蒸れであったり,pHの問題であったり.
 直接皮膚に対して影響を及ぼす事柄に関して
 近いものを発見はしましたが,
 あまり予想していたものは見つかりませんでした...






 便の中身は(以下,Wikiより抜粋)
 「便を構成する成分のうち、食べ物の残滓はおよそ5%に過ぎない。
  大半は水分(60%)が占め、次に多いのが腸壁細胞の死骸(15%〜20%)
  である。
  また、細菌類の死骸(10%〜15%)も食べ物の残滓より多く含まれる。」
 
 




 多分...この細菌類の死骸あたりが怪しいんじゃないかなぁ〜...? 
 いや,腸壁細胞か? などなど.
 ブログ書き始め,書きながら調べ・・・という感じですので
 もっと事前にですね. 調べきってから書くべきでしたね...





 まぁ...ですね.
 いずれにしても,やはり食べ物の影響だけでなく
 全身状態にもかなり影響があるため,
 どんな便であれば皮膚に及ぼすのか?っていうのは
 一概には「これ」って絞れないような印象です.





 
 便はおむつに吸収されることが難しく
 その排便コントロールを考えていかなければ
 褥瘡の改善・予防にも影響を及ぼす事だと思っています.
 腸内細菌・嫌気性菌あたりもWikiに載っているし
 調べてみたのですが...細かい所がなんか気になる!






 消化酵素も含まれているので
 きっと皮膚の危溺性に影響を及ぼすのはあるんでしょうけども...






 褥瘡を改善している時に,どんな便だとどう影響して
 褥瘡予防が必要な時に,どんな便だとどう皮膚が弱くなるのか?





 ここらへんがもっと知りたいですね〜...
 排便はやはり止めるものではありませんし,
 OKな便や,リスクのある便が分かっていたら
 ちょっと対応が変わっていくのではないかな〜 と思います.
 いや,思いました!





 すみません! 今後も調べてきます! (結局! まとまらず!)