海とコックと私


 海賊のマンガがあるんですけど
 それはそれは人気な作品なんです.





 仲間の大事さ というのが
 ストーリに良く反映されている部分も特徴で,
 確か,ハンカチ王子の時にも
 フューチャーされていましたね.





 それぞれが,それぞれの役割があって
 協力しながら冒険は進みます.





 その中でも,
 僕は食べる事が好きなので
 どうしても気になるのは
 海賊の中のコックという役割.





 海の上でコックに逆らう奴はきっついぜ!
 的な発言をしていたような,していないような...






 僕は理学療法士という肩書で
 いわゆる医療従事者です.
 勤めている病院は,その地域の中では
 設備も揃っているし,ベッド数もあるし
 大きな病院としてその役割を担っています.





 医師や看護師はじめ
 どの職種もその地域の方にとってはとても必要で,
 リハビリテーションという部分に関しては
 在宅で生活する という点において
 これはもう重要なポジションにあると思っています.





 「動き」は「人生」だ と
 かのフェルデンクライスは言っていたそうですが
 まさに,この地域におけるリハビリテーションに関わる職種,
 さらには大きく病院というのは非常に重要です.
 だからこそ,1人1人がしっかりと地域を考える という事が
 必要だと思いますし,何事もアップデートしていく必要性はあります.
 動きの支援をしない という事は...? と.





 話は少し変わりますが
 人生経験豊かで,多くの人と関わってきた高齢者の方が
 田舎の人間だから ということで
 本当に優しい方ばかりですよね〜 なんて簡単な言葉で
 言ってしまうのは,少し違うんじゃないかと思うのです.





 地域の方にとって,「当院しかない」 という状況にある人は
 多いと思っています.
 それゆえに,信頼していると思うのです.





 また,
 僕のように特に若いセラピスト(スタッフ)は
 地域の方から大事にされていると感じています.
 その気持ちにどう答えるべきなのか?
 肝に銘じておく必要はあると思うのです.





 育ててもらっています. これからもそうです.
 この地域における理学療法士は,海の上のコックなんかじゃありません.
 相手の動きを,本人が自分で出来るように
 どう関わると良いか?をずっと考えて
 多くの本を読み,知識をつけ
 考えているセラピストは大勢います.
 僕もしっかりしなきゃ! と思います!