ガーデニングデザイナー vs 私


 これです.
 ガーデニングデザイナーです.
 この事が書きたくて,しょうがなかったんです!






 肩書きはよく分かりませんが
 皆さまお馴染の「ガーデニング」.
 依頼されたご自宅や,施設なんかのガーデニング
 イメージ図から,実際に造って
 育て方なんかのアドバイスやらなんやらをする仕事.
 どうやら,その方の事をガーデニングアドバイザーというらしいです.







 調べてみたら,資格なんかもあるんですね.
 そういえば,先日お会いしたこの方も
 教室を開いたり,色んな方へアドバイスしたりしているそうです.







 この方との出会いは,担当している方(なんと99歳!)の
 ご家族の1人で,レポート風に言えば
 いわゆるキーパーソンです.







 とにかく.
 その方のご自宅の庭が凄いんですよ.
 素人目に見ても.
 






 で,実際に普段どんな仕事をしているのか?
 ガーデニングとは? みたいな事が
 すごく興味あったので聞いてみたんです.
 僕,まるで今までガーデニングに関心なかったもんですから.







 そしたら.
 ガーデニングで何が大事か? の返答の第1声が...








 「動き」 と 「流れ」 が大事かなぁ〜







 ですって!








 まじかっ! と.
 まじかっ! って思いました.
 はい. 心の中で2回,言ったと思います.







 ガーデニングって,綺麗な植物を
 良い感じに並べて見る・・・ そんなもんだと
 勝手に思っていました.
 静止しているイメージですかね. 僕の中では.







 それが,ダイナミックに展開しているんですって!
 いやぁ...興奮しました. 「動き」かよって.
 






 人によって好きな種類の植物があるそうですが
 この方は,ツタ系が好きだそうで.
 例えば...
 風が吹いた時, 日があたる時
 夕方であたり, 朝方であったり.
 天候であっても, 誰がどこからみるのかにもよって
 その配置や,植物の顔を評価して
 1つのコンセプトであったり,物語であったりを
 全体的に捉え,展開していくんだそうです.






 植物は,生きてるんです. 当たり前の顔でおっしゃってました.
 だから,「動きが大事なんですか!?」 と興奮して話す僕を前に
 「なんでそんなテンションあがってるの?」 くらいな顔をしてました.






 ツタや葉をカットする時なんかは
 まるで人の髪を切るようです.
 ざくっと切ってしまっては...オシャレじゃあ,ないと.
 動きが出た時をイメージするんですって.







 もう,驚く事ばかりで. そしてアレに似てるなって.
 それから,次々に質問してしまいました.
 まとまってませんが,書いていきます.






 例えば.
 家の外観,庭の状況. その家庭の庭はどういうものか?
 もちろん,レンガの位置であったり
 どんな庭にしたいか? という事をしっかりと聞き
 デザイナーが考える良い方法とデザイン
 クライアントが思い描くデザインを合わせて
 良いモノを造っていくんだそうです.
 






 庭だけ...ではいけませんし
 家の外観だけでなく,その地域にあるものを意識して
 庭を造って行く.
 じゃないと,「浮いちゃう」ですもんね.







 それから,
 植物には,様々な値段があるけど,
 その値段は関係無くて,どんな色でどんな花がいいのか?
 10円の花であっても,すごく綺麗に咲くんだよ と.







 だけど,その肥料となるものや
 土には,ちゃんとしっかりしたものを使わなければダメだと.
 ケアの仕方も,その花に対してはどうしなければいけないか
 知っておく必要があります.
 とにかく! 詳しかった!






 それから,それから! 
 ガーデニングをする際に
 エピソードであり,コンセプトであり,色々考えていく中で
 そのフォーカルポイントをどうするか? 決めていくと.
 フォーカルポイントっていうのは,魅せ場 みたいなもんですかね.
 でも,そこだけではいけないし
 全体的なバランスも大事です.






 あと,枯れた植物の話しや
 良い庭にした事によって,クライアントが朝起きるのが
 楽しみになった などなど...







 まぁ,だいたい
 言わんとすることが分かるかと思いますが
 そうです. 
 なんだか,僕の仕事に共通する事,たくさんありました!





 それと,
 この方は,プロフェッショナルだと そう感じました.
 凄いですもん. だって.
 知識はもちろん,考え方なんかは特に! です.
 創造性も豊かですし,何より魅力的であったのは
 とても楽しそうであったという事.






 担当している方のリハが終わったのは18時.
 その後1時間は,ご自宅の庭を見せて頂きながら
 ご説明してもらったんですが,
 もう! その眼といったら!
 勉強になりましたねぇ〜・・・ 勉強になりました.







 で,帰り道.
 ふと,想像してみたんです.






 もし,
 植物を育てる,園芸が趣味であった方に対して
 訪問リハが入ったとします.
 「屋外歩行練習しましょうね−」 と僕がいうのと
 ガーデニングデザイナーの方が心を震わすような庭を造る
 一体,どっちが相手にとって有意義なんでしょう?






 もちろん,コラボしていくと良いんでしょうね.
 お互い,専門知識があるから.






 でも.
 相手の「生活」を考えていった時に
 動作を専門的にみるセラピストという職種が
 独断的にに相手の生活に介入する必要性はないんじゃないかと.
 そう思うんです.
 





 もちろん,身体能力や認知面,深層心理は大事です.





 それに加えて
 相手の趣味であったり,興味のある事
 それに対して,セラピストではなく
 その分野に長けている方が世の中にはいますから.
 なんでもかんでも,中途半端にやるのではなく
 餅は餅屋作戦を導入していくのは大事だな と思いました.






 もっと,色んな職種の方と知り合いになろう! と
 深く感じたのでした.
 ちょっと...ガーデニング,やってみたくなったという
 そんな話しでした☆