アサギマダラについてまとめる

 それにしても,長いんですよ. 文章が.
 うまくまとまんないもんですね. なかなか.






 それと,文章なんかを読み返したりすると
 「おいおい,ちゃんとPTの勉強はしてんのかい?」
 と,思われるかなぁ...なんて感じがしますね.







 確かに,勉強は苦手です.
 学生の頃なんかは,それよりもしたい事たくさんありました.
 しかしですね.
 年をとってきたせいか,勉強するくらいしかやる事無いんで
 それなりに文献や本など読んでおります.







 そんなこんなで,今日の帰り道.
 これからどんな事を書こう? と考えていたんですが
 理学療法士目線で,僕の中でのコンセプトであったり
 文献なんかを引用して書くのも良いのかなぁ〜 なんて.







 例えば,足底に荷重をかけていくと・・・ という
 立ち上がり動作なんかの事を,
 解剖学であったり運動学であったり,そのたもろもろの視点で
 そんな事を書くのもおもしろいかな〜 とか思っています.







 昔は,こんな文献読みました など
 確か簡単に紹介などしたような気がします.
 う〜ん...どうしたものか...






 と,考えている途中に,
理学療法学は,職業なんだから密かにやればいいかな〜」
 とも思ったりしております.






 これから
 なんかまるで関係のない話しも出てきますし
 くだらない話しも,意味不明な話しも
 ちょっとだけマニアックな話しがでてくる分かりません.
 が!







 今までの感じと変わりません! ので.
 今後とも宜しくお願いします☆







 と,いう事で今日のテーマは・・・
 「アサギマダラ」 です!







 皆さん,知っていますか?
 これ,蝶の名前なんです.
 はい. 今日も話しが長くなる予感... 







 アサギマダラという蝶は
 全国各地に分布している蝶で,
 マダラチョウ科に属する蝶です.
 時にタテハチョウ科に分けられたりします.
   

 綺麗ですね〜
 翅が浅葱色(薄い水色)で,マダラ模様があるためこの名前なんです.
 半分透き通って見えるのは,リンプンが少ないからなんだそうです.







 この蝶の特徴的なのは・・・すみません,特蝶的なのは
 なんといっても,「長距離移動」 につきます.







 長いものであれば,2000kmもの移動をすることが確認されています.
 東京から石垣島までがこれに相当します.
 何故,ここまでの距離を飛ぶのが分かるかといいますと
 愛好家たちが,翅にマーキングをするんです.
 で,そのマーキングから飛行距離を調査するんですね.






 もしかしたら,もっと移動しているかもしれません.
 そして,その長距離移動を可能にしているのは
 気流に乗るという事と,人には害のない程度の毒があるため
 鳥などに捕食されないためなんだそうです.
 これは,キジョランの葉やヒヨドリバナの密なんかに含まれる
 アルカロイドという成分のためであると言われています.






 で,ですね.
 何故,ここまで長距離の移動をするかというと
 それがまだ解明されていないんだそうです.






 ここまで危険を冒し,長い距離を移動する.
 春は北上し,秋には南下していくんですけど
 ここにロマンがあるわけなんですね.






 調べた感じ,有力なのは
 「次の世代の行動範囲を広げるため」 とされていました.
 これにも,どこか哲学的な概念すら覚えます.
 素敵な蝶だ!
 皆さんも,どこかで見かけたら
 その蝶に想いを馳せて下さいね☆







 って. 終わりじゃありません.
 アサギマダラの説明がしたいんじゃなくって!
 なぜ,アサギマダラについて,
 少しではありますが,説明できるのか? と言いますと.
 長くなりますが,書いていきます.







 まず,
 僕が外来で担当している方で,昔,蝶の研究をしていた方がいるんです.
 沖縄にいって,セミなども調べていたそうです.
 基本的に,生態調査が主で
 環境面なんかも考慮したり,論文なんかも書いてたりします.






 お年をとられ,今では1人でADLは自立していますが
 やはり研究をまた行う というまでにはいきません.
 昆虫のジャーナルなんかも,今もなお購読されてはいるんですが.







 元々は,教員の仕事をされており
 昆虫の研究は,個人的な趣味 として行っていたそうです.
 でも,ちゃんと指導して頂ける先生のもとにいたそうな.







 そこで,教師として教えるという立場だけでなく
 誰かに教わる という事が分かったんだよ と 
 素敵な事を教えてくれる,カッコイイ方なんです.







 話しは少し変わりまして...
 たまたま,学生と訪問リハに行っている時に
 とある患者さんから「アサギマダラ」がうちのそばにきた! と
 話されていたもんですから,
 学生と,「アサギマダラ」ってなんなんだろうね?
 それじゃ,あの方に聞いてみようか!というのがスタートです.






 で,その話しを
 蝶に詳しい先ほど紹介した方に聞いたところ
 本当におもしろい蝶なんだよ と教えて頂いたわけです.







 ただ,その説明だけでは
 まだ内容がふわっとしていたんですね.







 で,思い立ったんですよ.







 学生に対し,実技や体験をしてもらったりしたけど
 実際に論文の読み方や,まとめ方については
 やってみせてはいないじゃなか! 僕! と.






 理学療法関係のものであれば,
 ある程度資料なんかもありますし,
 なんというか,まだまだなんですけど,
 言わば「ホーム感」がありましたので
 情報量の少ない,「アサギマダラ」について調べて
 スライドまで作って,手本っていうと生意気ですけど,
 学生の気持ちを体験&自分ならどこまでできるかを
 試してみよう! と思いました.






 実際に,蝶に詳しい方もみえますから
 学生と,その方に見てもらって
 評価して頂こう なんて思ってですね. 
 調べて,パワーポイントでまとめたりしてみたんです.






 学生は,どうしても臨床経験がないので
 論文を読んでもイメージしにくい事があると思うんです.
 それに,初めて知る事なんかを
 あたかも実際に自分が体験するかのようにまで
 問われたりしますよね. 大事なんでしょうけど.
 でも,いささか学生に対して,そんな課題を一方的に与えるよりも
 たまには,僕自身がやってみせなきゃ! と思ったんです.






 期間としては,2日程しかとれませんでしたが
 色んな文献読んで,
 パワーポイントの教科書読んで(アニメーションをパクったり)
 資料の完成とまで至りました.






 結局.
 学生と,蝶に詳しい方から
 とても好評価を頂くことが出来ました☆






 個人的にも,今回の体験を通して
 勉強になる事がありました.







 やはり,勉強の仕方って大事だなと.
 理学療法という勉強を通して,そのまとめるためのコツが分かってきたから
 多分,ある程度の完成度までに至ったんじゃないかなと.






 それにしても,半ば手ぶらに近い状態で
 やはり何かについて学んだり,まとめるという事は大変です.
 どんなアドバイスや,どんな情報が
 どのタイミングであると助かるな〜 なんて事を
 再認識できたように思います.






 それと,若干プレゼン方法に助けられました.
 中身は薄めでしたが,やはりスライドって大事です.
 その本は,友人がおススメしていたからこそ知りえた情報で
 大変ありがたいなぁ〜 と再認識したものです.
 本,買って良かった☆






 これが奏したのか,
 本当はモノ貰ってはいけないんですけど,
 たくさんあるからと言って,この方から
 アサギマダラの標本頂きました☆
 素敵ですよ〜! 見ているだけで,なんかドキドキしますもん.






 それと! そうです. 
 実習の最終日ですよ. 学生のレポート.
 僕がアサギマダラで作ったスライドを真似て,
 この実習で学んだことや感謝の気持ちを
 スライドにまとめてきやがったんですよ.
 一枚一枚をプリントした形でレポートに挟んであったんですが.
 訪問リハの時に撮影した写真なんかをいれたりしやがって...







 もうね,嬉しくって,少し泣きそうになりましたからねぇ...
 2コ年上なんですど. 本当に素敵な人でした☆







 学生を通して,人に教える・伝えるって事を
 毎回考えさせられるんです.
 凄く良い経験になりますし,早く臨床にきて
 色んな話しをこれからも話しあえる仲になれたらいいなって思います.






 
 色んな教育法があって
 僕はまだまだ模索中なんですけど,
 徐々に変わってきているように感じましたし,
 やはり,「やってみせる」というのは大事ですね.
 口ばっかりに...なりやすいもんなぁ...
 これからも,人に伝える勉強を!
 していきたいと思います☆