ポジショニング


 iPhone5が発売されそうです.
 そして,ついにKDDIからも販売されるそうな.
 




 昨日の台風の時など
 当院の地域柄,電波の問題がどうしても解決出来ずにいました.





 愛着もあるので,なるべく変更するつもりはありませんが
 それでも,KDDIの使用可能な範囲には魅力があります.





 今後,必ずやタブレットを購入する(いつどの会社か分かりませんが)ので
 その状況によって,今後お世話になる会社を考えて行かねばなりません.





 これからの雪の季節.
 電波が届かない所へしょっちゅう行く訪問リハとしては
 これはもう死活問題でもあるためです.
 業務用の携帯について,どうするか働きかける必要もあるのですが...






 って! イカン.
 今日は書きます. ちゃんと真面目な話を!
 普段真面目じゃないみたいですね. そうですね.
 真面目と言っても,あくまで個人の意見ですので
 興味のある方だけ,読んでみてください☆






 というわけで,今日のテーマは「ポジショニング」です!
 




 と,勢いよく始めたは良いものの
 思いついたことから書いていきますのご了承を.






 ポジショニングと言えば,そうですね〜
 「在宅ケアに活かせる褥瘡予防のためのポジショニング
  −やさしい動きと姿勢のつくり方ー」
 を,読んだら分かります.






 ...終わりました.






 って! 確かに. 間違いないです.






 という事で,(どういう事で?)
 自分は,どうポジショニングを考えているか? を書きます.






 まず,現場では,ポジショニング=拘縮予防 
 と言われているイメージが強いなぁ〜なんて.
 そんな風に思います. どうでしょうか?
 でも,実際はポジショニングだけを良くしても
 拘縮(というか筋緊張)ってなかなか良くなりません.
 一時的というか,そんな手ごたえはあるんですが...





 これには,
 ・ポジショニング自体の,提供方法の問題 
 ・ケア場面における問題の方が実は大きい
 という2点が考えられます.






 ケア場面については,今回話しがかなりずれますので
 ポジショニングの提供方法について書きます.







 よく,写真を貼ってポジショニングを統一しました的な取り組みが
 なされている施設や病院は多いかと思いますが
 これって意外と効果出にくいですよねぇ...






 なぜなら,自分もその経験があるから! (自慢になりません)
 





 ポジショニングを考えるにあたって重要なのは
 なぜ,今この姿勢をとっているのか?
 という点を追求していく事だと思います.






 「この姿勢,辛そうだな」
 そう感じることは重要です. でも,そこで止まってはいけません.
 「仙骨部に圧がめっちゃかかっているな」
 褥瘡予防は重要です. でも,これでは患者さんの全体像を見ていません.






 なんらかの理由があって
 今の姿勢をとっているんだと思います.
 その理由,原因の追及はとても難しいですが
 広い視野で評価をして,何度も何度も自分で考えて,
 問題点を整理して,その後どうしていくと相手にとって良いか?を基に
 方法を考えていく ってプロセスが必要かと思います.






 脳科学であったり,運動学であったり,神経生理学であったり...
 心理学も,現象学も,そこには哲学的な概念があっても良いかもしれません.






 様々な仮説を立てて,相手の思考へと近づいていって
 ポジショニングを提供する必要があるんじゃないかなって思います.






 ただ,圧を分散したい という事だけでは
 なかなか・・・上手くいきません.
 褥瘡に関しては,もしかしたら出来ないかも知れませんが.






 ただ,先ほど書いたように相手の姿勢を考えたり
 少しでも動くその動きを,どう生かしていくか? なんて部分の
 考察に至る過程というのは,
 多くのスタッフと共有していく事が難しいように思います.






 となると,どうしましょう?
 そこで,セラピストの出番...なんじゃないかな? と思うのです.






 安静時の姿勢を見て,ニタニタ
 歩行分析をしながら,ニタニタ
 そんな人が集まる職種ですからね.
 ...ごめんなさい. 言い過ぎました.(本気にしないでください)






 でも,セラピストの方って
 本当にマニアックに考えて,評価し,どう次の動作に生かすか?って事を
 寝る間も惜しんで考えている人が多いと思います.
 やはり「動作」を扱う専門職ですからね.
 どうやったら,良い形で横になることが出来るのか? を考える
 この責務はあるのでは? と思います.






 そして,そのポジショニングを考えた後
 如何に病棟のスタッフに対して,具体性を持ちながら
 なぜそこにクッションを当てる必要性があるのか?
 などをシンプルに伝えられるかが大事になってくると思います.





 では,
 「病棟のスタッフは,ポジショニング方法を考案するなって事?」
 と言っているように思われるかも知れませんが,
 そんな事はまるでありません. 
 何故なら,常に関わるのは病棟の方々です.
 そのポジショニングを提供した時,相手の反応や表情
 これは常に見ていると思います.





 ですから,良い感じにできなかった時に
 セラピストが考案したものであれば,すぐに言ってしまえばいいんです.
 「言われた通りにしましたが,うまくいきません!」と.
 しかも,こうした方が良いかも!? って感じで
 少し違う方法を提供したり,提案してみても良いかと思っています.
 





 
 まぁ...ベラベラと書いてきましたが
 本音は職種,関係ないかな−とも思っています.(どっちやねん)






 もっと,シンプルに「ポジショニングやってみる→評価する」
 という流れでもいいかも知れませんね.






 と,言いますか
 その職場や体制によって,その提供方法は変わってくるかと思います.
 ですから,あくまでいち意見としてお考えください.






 ただ,くどいようですが
 「なんとなく・・・」 だけでやっているポジショニングでは
 どうしても効果が得られにくいんじゃないかと思います.






 当会の勉強会でも,ポジショニングを練習しています.
 クッションの入れ方や基礎的な考え方は重要です.
 でも,勉強会の中で練習した事を,そのまま現場に持ち帰るだけでなく
 そこからさらに考えていく,追求していくって作業が大事だと思います.
 そういった意味で,他職種でディスカッションする環境作り
 これを整える事が,まずポジショニングを行う1歩なのかと思います.
 






 病棟のスタッフは,セラピストに対し
 ポジショニングをちゃんと考えているか?どんなセラピストなのかどうかを
 評価する必要性があり
 セラピストは,どうやったら良い形で統一したポジショニングを
 対象者に提供できる体制になるか? のプレゼン法を
 考える必要があると思います.







 「なかよしこよし」 がチーム医療ではありませんからね.







 かと言って,「あ−こいつダメだ」という感じで
 お互いなんですけど,キリあってもいけないんじゃないかと思います.
 この点は,書くまでもないですね.
 お互い,足りていない点を補いながら進めて行く事が大切です.
 「対象となる方」 を忘れて,矛先を間違えてはいけませんもんね.







 いやぁ〜... 長い文です. まとまりがない!
 でも,本当はもっと書きたいんです.
 ただ,火星から来た自転車屋様に怒られますので,この辺とします☆





 最後に.
 ポジショニング関しては,偉そうに書いてきていますが
 僕自身,まだまだ至らない点ばかりです.
 今日書いたことも,ほんの1部です.うまくまとめる自信もありません.
 それに,考え方が今後また変わっていくと思いますし
 そのきっかけを皆さまから頂けたらと思っています.
 一緒に考える仲間が増えることが,やはり大事です.
 実際,今日書いた内容も「ウケウリ」ですからね.ホント.





 自分の考えをまとめる機会にもなります.
 変な印象を与えてしまう事も,もしかしたらあるかと思いますが
 今後も精進していきますので,今後とも宜しくお願いいたします.