空白が自発性に!?


 ネット時代.
 この膨大な量の情報が手軽に入る事から
 知能指数が上昇するとの事.
 




 これは「フリン効果」と言われ
 心理学者の名前からとられた名前だそうで.





 今,こんな社会であるからこそ
 その,情報をどうやって生かすか?
 職業上考えて行くと,どう現場と結び付けて行くか? が
 キーワードになりそうですね.





 さて. そんな中
 ただ,一つ懸念されている事があるそうで.
 これは知能指数の情報に伴い,
 「創造性」が欠乏する という考えです.





 脳科学者のMさんが言うには
 脳の中に「空白」を作ることも大事なんだ と.





 自然界では,空き地がある事によって
 なんやかんやあって,そこに林が出来たりしますよね(雑ですよ)





 脳の回路の動作は基本的には
 強制をかける事が出来ないんだそうです.
 ニューロンがお互いに結合したネットワークの本質は
 「自発性」にあり
 その「自発性」を促すためには,脱抑制をすればよいと.
 抑制を外しさえすれば,勝手に活動してくれるんだそうです.
 そのため,「空白」こそが脱抑制を促すんだそうです.





 この「空白」に対する個人的なイメージは
 臨床に携わらせて頂く中で
 まるで意識した事はありませんでした.





 自分自身が,対象となる方の事を考える際はもちろん
 リハを受けている方にとって大事なのは
 やはりなにはともあれ意識をし続ける事.
 なんじゃないかなと思っていたためです.





 脱抑制を促す この点に関して
 必要以上な,抑制をかけ過ぎている点に関して
 セラピストは介入していくべきなのかもしれませんね.





 果たして,その後
 対象となる方の「自発的」なネットワークの形成に関して
 セラピストの関わりがちゃんと効果が出てくるのか? は
 疑問ではありますが,
 それでも,その道筋と言いますか
 良い方向へとニューロンが結合するきっかけには
 対象となる,その方を囲む環境(人的な物も含め)が
 大きく関わるような印象はあります.






 どんな事でも大事なのは能動的な面
 「自発性」なんでしょうね.





 リハの場面で
 対象となる方を縛り付ける と言いますか
 自由を奪う事こそが
 そもそも二次障害のはじまり・・・というか
 二次障害なのでしょうね.





 まぁ... これもネット社会であるからこそ
 学んだ事柄なんですが
 この話しの最後,まぁツイッターなんですけど
 まとめの文章がとても素敵でしたので載せます.






 空白がある限り、人間は成長することができる。
 まだ何も書かれていない紙ほど、脳を興奮させるものはない。
 空白をできるだけなくそうというのが「管理」の思想だとすれば、
 これほど生命を窒息させるものはない。
 人生の少なくとも20%は空白にしておくのがちょうどよい。






 さすが! な感じです.
 脳科学者は,自分の興味のある分野に対し
 信頼しているんだな なんて事が伺える文章でした.






 僕も,エビデンスであるとか
 なんだとか言われている職業ではありますが
 この職業の可能性,セラピストとして可能性を
 信じたいし,とことん追求していきたいと思います.
 





 ここ最近,色んな方と食事したりで(飲?)
 本当に良い刺激となりました.
 お付き合いして下さった方々,ありがとうございます!
 これからも,宜しくお願いいたします!