気付けば久々の更新

 今日は水曜日です.
 大雨でしたねぇ...参りました.
 昨日の午後から頭痛もありましたし,
 最近は頭痛で雨が降るのが察知できるという
 おっさん化してきた僕な訳ですが
 水曜日と言えば,臨床の日です.





 週に1度であるため,
 外来の方で午前は埋まってしまう事が多いのですが
 本日はそうはいきません.
 




 週に1度しかない臨床の日を丸1日休み
 あっちこっちへと飛び回ってきました.






 外来の方には,申し訳ないのですが
 変わりに担当して下さる先生方は,とても信頼できる方なので
 安心して行ってきました.






 今日は,普段ならば午後からが多い
 ヘルパー2級と福祉用具専門相談員の講師を
 午前と午後,合わせて4コマを担当させて頂きました.






 会場が違っていたため
 あっちらこっちら,車で大移動です.
 雨の日の大都会は・・・本当に困ります.






 シンプルにいける道なのに
 何度回り道をさせられた事か...






 当初,時間に余裕が出来る筈でしたが
 実際は,そんな事無く.
 運転しながらの昼食で慌てふためいていました.






 何度かこの仕事をさせて頂き
 慣れてくることも出来ました.






 テキストにしばられる事無く
 話す事が出来ているような・・・気でいます.






 当初,このテキストをただ読むだけでは・・・
 なんて,少し軽く見ていたテキストも
 やはり使いこんでいくうちに良い流れを作ってくれる
 必要なものだなぁ〜 と近々感じています.





 
 文章だけでは・・・なんて思っていましたけどね.
 流れは,大事です.






 徐々にこうやって色んな事に携わらせていただく中で
 色んな事を学ぶことが出来ますから,
 こういう体験は貴重なんだな と思います.






 そして.
 その講義のあとは
 日本在宅褥瘡創傷ケア推進協会主催のコアスタッフ勉強会がありました☆






 今日もとても面白い内容でしたよ〜!
 まず,ケープさんから体圧測定器のお話しがありました.






 以前,ご紹介があったものですが
 あれはやはりあると便利ですね.
 褥瘡をもっと数値化していきたい方にとっては必需品のような気がします.






 今でこそ,ある程度ポジショニングについての
 認識が当院では高く支持して頂いていますが
 やはり導入部分である施設さんや病院などでは
 非常に心強い味方になってくれるハズです.





 
 それだけなく
 実際に今行っているポジショニングについて
 調べてみる時にも,大きな力を発揮しそうです.
 う〜ん・・・やはり欲しい.
 あんまり個人的に研究しよう! って気が薄いのでいけませんが
 いずれ必要になってきそうな気がしています.






 次に,アボットさんから
 栄養アセスメントについてのお話しがありました.
 僕は,一昨年まではNSTに入っていたので
 なんとなく知っている内容でした.
 実際に当院にアボットさんが来て勉強会して下さってましたし.
 でも,知らない事もたくさんありましたねぇ〜
 あれくらいに栄養のアセスメントすると
 非常に効果をだす という点で有効だと思います.






 栄養に関して,いつもネックであったのは
 栄養状態が改善したかどうかの評価が
 フワついてしまう事が多い という点です.






 実際に病棟で関わっているスタッフが
 主観的な評価で栄養状態をみる って事も大事なんでしょうけども
 客観的な評価が得られることは,重要です.






 栄養介入の効果が得られた とハッキリ言える事は
 スタッフのモチベーション向上に大きく貢献します.






 褥瘡では,治った という結果が目で確認できますからねぇ...
 その点,栄養改善は感じにくい と思います.
 改めて評価について教えて頂き,その大事さを再認識することが出来ました☆






 まだまだありますよ〜
 次に,タイヤで有名なヨコハマさんから
 画期的な車いすのクッションについての説明がありました.






 実際に商品を持ってきて頂いていたので
 体験する事ができました.
 ただ,僕は体験しませんでした...
 何故なら! 昨年度の褥瘡の学会にて
 しっかり体験し,質問を色々としたりして
 以前から密かに目をつけていたものだったからです.





 色々と問題点はあるんでしょうが
 その分,メリットも相当なものです.
 まさに画期的 なんじゃないでしょうか.





 ただ,細かい点が気になる僕としては
 サイドの硬さが気になったため,柔らかすぎて
 一方に重心を移動した際に,反力を利用しにくくなり
 腹部の遠心性の収縮が出にくくなるんじゃないか?
 その為,リーチ動作や駆動という点で不利なんじゃないかなぁ?
 なんて事を感じました.





 あとは,いざりがしやすいかどうか? という点です.
 と,色々と書きましたがこのクッションに限ったわけではありませんし
 実際に患者さんが利用している場面を評価したわけではありませんからねぇ
 一度,導入してみたいものです.






 細かい点だけでなく
 この手の用具に関しては,便利さ というのも重要かと思います.





 何事も複雑化せず,シンプルでスタッフが統一して使用していく
 という点で大きな効果がでてきそうな気がします.
 ですので,こちらもおススメの様な気がします.
 すみません,実際に導入してから
 この事は詳しく今後書いていきます.






 そして,最後にオチ担当として
 僕が先月テーマを頂いた「重心について」という事で
 お話しする機会を頂きました.





 このテーマ.
 シンプルなんですが,非常に困りました.
 とにかく,重心は目で確認する事ができません.





 それに,今回は話しの内容として入れませんでしたが
 重心だけでなく,モーメントや床反力
 そして支持基底面という所まで複合的に捉える必要性が
 動作の中では重要になってきます.





 あまりに内容が大きすぎてもいけないと思い
 今回は「重心」の定義を中心に説明させて頂きました.





 ただ,写真を用いた時点で
 どうしても2次元ですから・・・
 上手く説明できたかは...自信がありません.





 個人的には
 今まで「重心」くらい,分かってますよ!
 みたいなノリが強かったのですが
 意外や意外,調べていく中で新たな発見が目白押しだったわけです.





 特に驚いたのは,「重心の位置は身体から外れている事もある」
 という点です.
 あと,「外力を受けても物体が変化しない点」 というのも
 いざ言葉で聞くと,なるほど〜 なんて思っていました.





 
 重心って,身体の中にあるものだと
 てっきり思っていましたからねぇ〜...






 ここでまた難しいのは
 上半身の重心位置と,身体全体の中での重心位置と
 また別で考えていかなければならないということです.






 端坐位からお辞儀をして行く中で
 重心の位置 というのが,少し勘違いしていたかも知れません.
 よくよく思い出してみると
 学生の時に重心について事細かく習ったという記憶はなく
 なんとなくの定義で「重心を移動させる」とか「重心を意識して」なんて
 感じていました.






 いやぁ〜...しっかりと調べてみる物ですね.
 本当に勉強になりました☆






 物体の中でも,人間は筋を利用しながら
 その姿勢を刻々と変化させることが出来ます.
 細かくモーターがついている なんて印象でしょうか.
 その結果,重心は相対的に位置が変化していきます.
 車や冷蔵庫ではありませんからねぇ...
 人間の体は,やはり奥が深いです.






 スライドに関しても
 色んな発表を経験し,自分のレベルの低さを痛感していく事ばかりでしたので
 今回はプレゼンの本を読んで学んだ事を
 少しだけですが,上手く反映出来たかな? なんて思います.





 相変わらず,帰りの車内で
 あの事も,この事も伝え忘れていたなぁ〜 なんて思いましたが
 堀田先生や前川先生から,「良かったよ」なんて言われた事が
 本当に嬉しくて. 
 反省したり,思い出してニヤケたりで気持ち悪い表情で運転していました.





 本来ならば,実技練習を予定していた所でしたが
 資料を作ってきたという事でわざわざ時間を頂いた事
 すごく良い雰囲気を作って下さった事なんかを上げると
 キリがありませんでしたが,本当にありがたかったです.





 こんな環境にいられるから,頑張って勉強しよう! と思います.
 臨床や在宅なんかでも,そう感じるのですが
 それ以外である今日のよう場面でも
 そんな風に感じさせて下さる先生方が見える事は
 本当に嬉しい事です.






 これが,教育なんだな なんて感じました.
 僕も,そう感じた事を後輩や学生
 色んな場面で応用できるように!
 そう思った勉強会でした.






 ついつい,長く書いてしまいましたが
 それだけ,良い勉強会なんです!






 次回は6月.
 興味のある方は是非! ご参加ください☆