我が儘な考えですが・・・


 コメントありがとうございます!
 昨日の日記に書き込みがありまして,
 返信をコメント欄に書いていたのですが...



 上手くまとめられませんでした...



 コメント欄では修正が効きませんので
 こちらにて,自分勝手ではありますが
 書いていきたいと思います!



 まず...
 素敵ですね.Wさん.
 結構,まぁ〜しょうがないか・・・ といった事で
 スルーする事がある現場もこのご時世あるような気がしますが
 こちら側が諦めたら,そこでその患者さんは
 ずっとその姿勢のままですもんね.



 なんとかしたい! という姿勢.
 え〜っと・・・ 今年からセラピストになったT君.見習って下さいね(笑)
 僕も見習わなければイカンですが...



 さて,すぐに脱線せいてしまうので申し訳ないのですが(T君にも)
 なんと言っても,まずは車いすの選定をどのように行ったのか?
 が気になります.




 10㎝飛び出ている.この点でそう感じました.
 でも,男性で大きな方となりますと,
 案外,身長や姿勢に合わせて車いすを選定した時点では問題なくとも
 在宅にて仙骨座りになるだけでこれくらいの脚は出てくるかと思います.



 ですので,きっと,骨盤が後傾しているのではないかと思っています.
 脚が開いている とのことですしね.
 ただ,患者さんも嫌々この姿勢をとっている訳ではないと思うのです.
 「なんとなく楽だから」,「食事が食べやすいから」 など
 あくまで患者さん本人が,今の姿勢に関してどのように感じているかが
 まず大事かと思います.
 もしかしたら,傾いている姿勢であっても
 本人さんは真っすぐと感じているかもしれませんしね.
 痛みもあるとの事ですので,これが影響しているかも知れませんしね.




 でも,もっと良い姿勢にならないと
 きっと褥瘡や拘縮,誤嚥などのリスクにも繋がるかと思いますので
 まずは良い姿勢になるために必要な身体能力がどの程度あるのかを
 評価する必要性があるかと思います.




 正直,訪問リハスタッフに対しての期待も大きいかと思いますが
 僕もリハスタッフですので,もしかしたらなんとなくスルーしてしまう
 なんらかの理由があるかとも思います.良く分かりませんが.
 ですので,本当にあくまで僕個人的な考えとして読んで下さい.




 骨盤の後傾が生じていたならば
 まず股関節の屈曲可動域はどの程度あるかを調べて頂くと良いかと思います.
 これは仰臥位にて調べることが出来るかと思います.
 コツはやや骨盤を片手で押え,股関節の骨頭が綺麗に動くように意識しながら
 股関節を屈曲させていくと良いのかなと.
 この時,まず片脚づつで良いかと思いますが
 最終的には両脚を同時に行うと良いかなと思います.



 寝ていながらも,横から見たら座っている姿勢に見えるまで
 股関節屈曲させて頂く方法です.




 で,痛みも無く股関節はよく曲がるのであれば
 次に端坐位にて背筋を伸ばして頂いたり
 お辞儀をしてもらったりするのが良いかと思います.



 この時,背中だけでその動作を行うのではなく
 骨盤がきちんと起きてくるかを評価します.



 持続性までは評価できませんが,
 どの程度骨盤をコントロールできるのかで
 車いすのシートやクッションなどの調整具合が変わってくるかと思います.




 マニアックな評価に関しては,きっとセラピストの得意とする所だと
 思いますので,これらの評価を伝え,
 「もう少し良い姿勢で座れそうですよね?」と伝え,
 一緒に考えていくと良いかと思います.




 セラピストが知らないのに車いすが変更になった となりますと
 やや気まずい空気になりそうですもんね.




 また,それでも少し「やらしいかな」という場合には
 「寝返り」と「立ち上がり動作」で骨盤を見て
 その意見を伝える という方法も良いかと思います.




 例えば,寝返り動作では
 下肢や上肢などは側臥位方向へ持って行けても
 骨盤が遅く,またはなかなか自分で上げて来れない事があります.




 もし,こういった状況であれば
 「骨盤周囲が弱いので,きっと端坐位でももしかしたら影響がでそうですね」
 と伝えれば良いですし,
 問題なく,綺麗に骨盤を動かしながら寝返りが出来れば
 「寝ている状態ではあれだけ上手く動かせれるのに車いす上は変ですね」
 と伝えれば良いかと思います.




 また,寝返り動作で両股関節を屈曲させ
 脚を下ろす動作がありますよね?




 その時の角度も見ておくと
 後々情報としては使えるかと思います.




 そして,立ち上がり動作.
 移乗動作でもそうなのですが,
 骨盤がきちんとついてくる(起きてくる)かどうかをみると
 情報としてセラピストに伝えやすいのかな? と思います.



 
 なかなか骨盤が後傾のまま...
 なんていう姿勢保持の方,結構みえますもんね.
 骨盤のコントロールや,腹部が弱かった場合,
 上半身をサポートするシステムを組むか
 骨盤周囲を固定する などといった方法もあるかと思います.
 また,仙骨座りになりにくい,クッション(など)の選定も必要かなと.



 結局...偉そうに書いてきましたが
 具体的に,ここにクッションを入れると良いとか,
 この車いすが良い といった点については
 詳しく患者さんを見ていないのではっきりと言えません.
 が,安静時の姿勢に関しては結構なんとかなるケースが多いように思います.




 なんらかの方法は,きっとある筈! だと僕は思っています.
 あまり,偉そうに言っていると良くないな とは思っていますが
 きっと,Wさんがなんとかしたい! と感じた時から
 現場は変わっているのだと思います.




 文章があっちゃこっちゃですみません...
 あまり良い返信ではなかったかも知れませんが...




 今後,どういった形であれ,ご協力出来る事があれば何でも言って下さい.
 長くなってすみませんでした...
 今後とも宜しくお願いいたします.