アレクサンダーの有力な支持者


 先日書きました診療報酬の変更についてですが
 新しく出来て,少し気になったのが
 NSTについてと,呼吸ケアチームについての算定.
 それと,心疾患リハビリテーションについて
 変更があった点もある意味,気になる所です.



 心疾患についてはちょっとまだ良く分からないので
 とばしまして...



 NSTに関しては,回診時に週1回算定できるとの事.
 当院は認定施設であり,認定師が2名いますので
 あとは「専従」といった所で調整等が図られるとは思います.
 ただ,この算定に関して,PT・OT・STの扱いは
 あくまで参加している事が望ましい といった程度でございます.



 確かに,大きな役割も担えないのかもしれません...
 でも,やはりなんか寂しいですねぇ〜




 その点,呼吸ケアチームに関しまして
 PTをはじめセラピストはなかなかの必要性を感じる内容となっていました.



 今後,どういった形で変わっていくかは分かりませんが
 よりセラピストとしての職域の広がり,
 活躍するステージの発展には大きな期待があります.




 連携の加算や,マネージメントの加算などなど.
 いろんな分野でも診療報酬の改定が行われるようですが
 どうして? 褥瘡回診には今回算定がつかなかったのでしょうか.



 少々悔やまれる事でもありますが,
 それはつまり,すでに対策がとれている事が
 当たり前でなければいけない という事もあるのかも知れませんね.



 
 何でもかんでも点数化することは
 患者さんの負担が増加する事でもあるかと思いますが
 加算がつくことにより発展する分野があるという事も事実かと思います.



 「実績」になりますものね. 「点数化」という事であれば.
 当院のような場所で,本当に患者さんにとって必要である
 と思う事を,一生懸命に取り組んでも
 「点数にならないから」 という理由で身動きがとれない
 枝を切られる なんて言う事も... 正直ありますからねぇ〜...




 ボランティアでは,いかないのでしょうけども
 より「受ける側の立場に立った」 制度や体制に点数がつく事が
 1番の理想なのかなぁ〜 なんて思います.



 批判では,ありませんよ.
 もちろん,頭の相当良い方々が考えて考えて出来たものですからね.
 そこに悪意や策略がある なんて事はないと信じています.



 それに,僕が思う事は
 あくまで小さな視点であるとも思います.
 


 全体として捉えて,考えていく中で
 今回の改正はきっと前向きであるかと思います.
 実際に,具体的な前年比も出されていましたし.




 その中でも,もし! 現場で必要だな...
 なんて事があるなら,それがいずれ実現するような社会になるように
 働きかけていく,現場のスタッフの強い意志が必要なのかもしれませんよね.



 ただグチグチと言っていても,何も変わらないでしょうし...
 まだまだ,どのように点数化されていくのが理想なのか?
 どのような制度になる事が理想なのか?
 正直な話し,な〜んにも僕は分かっていないですし.



 この点は,もっと勉強していかなければなりません.
 なぜなら,まだ勝手な解釈で
 どのような社会になるのが理想で,どの方向に向かうのが良いのかを
 知らないのに,自分の業務にあたっているからです.



 目の前の患者さんは,もちろん大事です.
 これは当たり前な話.



 その背景に存在する100人,1000人・・・ の対象となる方.
 そこまで考えられる大人になって,将来生まれてくるであろう
 子供に伝えられるようにしたいな と思います.




 最後に,僕が好きなブログに書いてあった言葉が
 あまりに考えさせられる内容であったため,
 今回の内容と少し離れるかも知れませんが載せておきます.
 これは少し「無知の知」とも関連あるのかなぁ〜 って.
 また勝手に解釈していますが... 
 ちなみに,今僕のパソコンの待ち受け画面になっています.





The reasonable man adapts himself to the world.
the unreasonable one persists in trying to adapt the world to himself.
Therefore all progress depends on the unreasonable man.


「わかっているやつ」は,世界に自分をあわせる 
「わかっていないやつ」は,何とかして世界を自分に合わせようとする
 だから,すべての進歩は 「わかっていないやつ」のおかげである

By George Bernard Shaw




 「世界」ってのは... 色んな意味もあるかと思いますが...
 何より協調性. 周りに合わせるって事も本当に素晴らしい事だと思います.
 でも,それだけではなく,なんとかして変えてやろうという
 姿勢もそれ同様に尊敬できる事なんだと思います.



 分かってるフリ というのは,やはりマズイな...
 どうしても変な癖がある僕は,ここから変えなければいけないようです.