D・S・A
こんばんは. 後藤です.
最近...
とは言っても,結構前からなのですが(←どっちだよ!)
この 「dynamical systems approach」 という言葉を
良く聞く機会がありました.
一般システム理論については,様々な文献を読んできましたが(←読んだつもり)
これは一体どういったものなんだろう? なんて気になりましたので
大変遅くはなりましたが,文献を読んでみました.
「新たな運動学習の地平:ダイナミカルシステムアプローチの可能性 山本裕二先生」
です.面白いですよ! たまに分からない言葉が出てきましたが...
ちなみに,このタイトルで引っぱればすぐにネット上で文献が手に入るかと思います.
2002年のものなんですが,どうなんでしょう?
今の僕にとっては,かなり新鮮なものと感じましたが...
きっと,勉強不足なのでしょうねぇ... すみません.
で,よく勉強されている方に大変申し訳なのですが
この文献を読んでの感想です.
「システム理論」 というのは,結構そのベースから波及的に広げられた
解釈などがあるのかな? なんて思っていたのですが,それは勝手に僕が勘違いしていたのだなと.
特に,「サイバネティクス」が計算論的アプローチである事から
システム理論もその方だと思っていたのです.
そしたら,生態学的アプローチに関連が深いんだそうで.
あっ,そうなんだぁ... って,今日知りました.
でも,運動−行為論争について書かれている文章にとても興味があります.
それはこちらです↓
「しかし最近では,フィードバックや練習計画の問題として計算論的立場からの研究もおこなわれてきている.
このように計算論的立場とダイナミカルシステムの立場は,運動−行為論争と呼ばれた対立的な立場だけでなく,
両者を融合,あるいは拡張するような試みも始まっている」
なんですって! 数学が,神経生理学が,脳科学が,心理学が,物理学が・・・ってキリがねぇっ!
元々,確か「サイバネティクス」も,この各領域でのプロフェッショナルが集まり
話しあいの結果出来たもでしたしね. 確か... 違ったかなぁ〜・・・ (← 一般システム理論でした.すみません.)
まぁ,でも! もっと色んな考え方が今後出てきますよね.
かな〜り,楽しみな訳です. 出ないかなぁ?
このダイナミカルシステム理論に基づき,
相手の行動を観察し,考察するにはとても役に立つな なんて思っています.
論文自体は,アプローチ法への招待でありましたが,
少しダイナミカルシステム理論について知ることが出来ましたし,
何より,そもそもこの理論について調べてみよう となる事ができました.
「人」.「ヒト」.
僕らが,相手していくのは「機械」なんかじゃあ,ありません.
一体,どんな風に考えて,行動に移しているのか?
この数えられもしない「情報」の量から,
なぜある程度の選択が行われているのか?
もう! 分からない事だらけではありませんか.
もっと,勉強しなければならない事があるのですが
でも,「ヒト(人)」の根本を知ろうとするのは必要であると思います.
特に,こと「動作」については! まだ勉強中ですが... きっと,一生勉強! ですね☆
今日は,また新しい文献を手にいれましたし!
たくさん勉強して,年末年始は遊びまくります☆