目的

 こんばんは. 後藤です.



 友人の中に,ブログを書いている方がいまして

 その方の内容や,そこのリンクにあるブログを見てみますと

 それはそれは! とてつもなく理学療法士として

 前へ前へと進む力を感じるわけです.



 とても勉強熱心で,患者さんの事をとにかく考えている姿勢は

 とても見習う事が多く,「プロ」としてやって行く! という心意気が伝わってきます.



 それに惚れ惚れとしている場合ではなく,

 僕は僕で腐らず頑張ろう! と思った今日.



 後輩の考えたポジショニングについて話しあいました☆



 褥瘡予防や逆流を防ぐ なんて事は「目的」として既にありましたので

 どうその姿勢を評価しているのか? などなど,

 実際に行ったポジショニングもそうですが,考察過程も聞きながらの話し合いです.



 ただ,その話しあった内容全部を,病棟スタッフに話す訳ではありません.

 少し,これは冷たいんですかねぇ〜・・・



 しかし,どうしてこの姿勢になったのか? を追求していくのは

 セラピストとして重要な事と思いますし,僕らの役割であると考えています.


 
 考察するまでに至った過程に対し

 どう問題点を出したのか? どう仮説を立てなのか?



 運動学であればどうだ 解剖学的にどうだ 感覚としてはどうだ

 呼吸はどうだ などなど.



 その中で,病棟スタッフとの兼ね合いを見ながら

 「ここを中心に」 だとか,「その話しは少し入れながら伝えよう」 と話しあいました.



 うん.うん. 楽しい時間でした☆



 正直,僕が考えている事なんかは

 その道のプロフェッショナルな方からみると,まだまだ氷山の一角かもしれません.



 ポジショニングがどうとかって事ではなく,そもそもの「姿勢評価」や「動作分析」.

 この点は理学療法士としてしっかりとした「眼」を持てるように

 今後,多くの勉強と話し合いを経て身につけていきたいと思っています.



 絶対的な事が無い世の中ですが,かと言って考え続ける姿勢は崩したくありません.



 「○○っていう感じであると思いますので・・・」

 と,あいまいな表現となる指摘であったとしても

 その背景には,絶え間ない努力をして追求していれるような!



 本当,なんとでも言えてしまいますもんね.



 少々ひねくれ者でありますし,

 素直じゃない部分が勉強した分だけ出てきているように思いますので

 注意しつつも,それでも流されないようにしたいと思っています.

 ただ,謙虚さだけは忘れてはなりません.




 以前,

 「あの患者さんはきっと,食べられるようになっても退院できない

  ってスタッフが話している所を聞いたから,なかなか食事を摂ろうとしないんだ!」




 と言ったあるスタッフの考察(?)が支持され,その点に対しアプローチしましょう となった事があります.




 ちなみに・・・ 家で待っている奥さんの事すらも忘れてしまった方です.

 認知症がかなり進行してしまい,もちろん昨日の事はどうしても忘れてしまうのです.



 先ほど書いた考察が,全く違う! とは言いきりません.
 
 それほどこの方にとって,そのスタッフが「退院できない」 と言ったのを聞いた事が

 深く胸に刻まれた可能性はあるかもしれませんしね.



 でも・・・. 入院している場所が分からなかったのです.

 それに入院している事自体,把握されていませんでした.



 この意見を言った方より,何よりその意見を周りが支持し

 その事のみにアプローチしていく というのは,あまり良くないと思います.



 って,少し変な事を書いてしまいましたね...



 メンタルは大事です. 身体状況も大事です.

 以前,尊敬していた先輩と働いていた時に

 「このバランス感覚は大事だよ」と言われた事を忘れないようにしたいです.