在宅褥瘡について
こんばんは． 後藤です．
褥瘡が治りません！！！
急に，何を言い出すか・・・ と言うと
当院に入院している際褥瘡ができてしまった方が
在宅に帰ったのですが，治らないどころか悪化している模様でして・・・
で，訪問看護の方からお聞きした意見です．
一体，僕も何をしていたのでしょう？？？
悔しいですし，何よりその方がとても心配です．
マットレスがイケないのでは？ とその患者さんは思ったらしく
そのNs.に，僕を名指しで「どうしたら治るか？」 を聞いてきてと頼まれたそうです．
実は，訪問リハビリも入っているのですが・・・
地域の問題で，僕は関わっておりません．
それでも，そのセラピストに「褥瘡どう？」と聞けば良かったのに・・・
怠慢です． 休みすぎたせいでしょう・・・．
で，よくよく話お聞いてみました．
まず，マットレスはオーバーレイタイプのエアーマットを使用．
これは圧切換型ではなく，静止型として使用されているようです．
介護力も，そうは期待できません．
ポジショニングは，特別行っていないそうです．
非常に骨突出は強く，かなりの痩せです．ちなみにRAです．
しかし，ベッド上ではある程度自分でゴソゴソと出来ます．
う〜ん？？？
これを読んでいる皆さんは，如何お考えでしょうか？
僕は，まず訪問リハビリに行く際，何をしているのか？ と，
少し険悪な表情で，セラピストに聞いてしまいました．
イケませんねぇ・・・． 自分から聞いて行かなかったくせに・・・．
ただ，少々語弊はあると思います．
なんと言えば良いのでしょう？ 真剣に聞いてみた が近いのでしょうか？
個人的に思った事は，正直褥瘡うんぬんではありません．
訪問リハビリに行き，ROMをやって 筋力強化をやって
これは評価を行っているのよ とも言うのではないかと思い
思いきって聞いてみたのです．
確かに，これらアプローチは・・・重要ですよね．
でも，まずは訴えがあって それを評価して〜
でも良いのかと思いますし，訪問リハビリでしか出来ない事
もっと他に沢山あるのかな？ なんて思っています．
ベッド上にて，仰臥位でもイザリができるか？
寝返りができるか？ など，聞いてみましたら
床上動作の評価があまりしてない という意見がきまして
それはどうなんだろ〜 って少し思ってしまいました．
ただ，これはあくまで個人的な意見にすぎないのかもしれません．
それでも，僕はいわゆる床上動作がまずは大事 という風に思っています．
ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが，
生まれてきた赤ん坊は，だったらいきなり歩けてもよいですもんね．
寝返りやイザリなど，床上動作の中から歩行に必要な要素を獲得し
徐々に重心位置が高く，不安定な歩行 という動作獲得に繋がっていくのだと思います．
寝返り時に下肢の重さを利用し寝返ってくる（←変な表現）
方は，やはり歩行の際にも骨盤が上手く出てきません．（←個人的な印象…）
動作は，繋がっているのだと 思っています．
全部が全部 だとは言いませんが，
課題として比較的簡単な状況下ででない反応が，
不安定な，難しい状況下で発揮できるのでしょうか？
まずはポテンシャルの評価，重要！ ですよね・・・．きっと・・・．（←急に弱気）
自分の身体状況が今までと違っていて
それでも目的のためになんとか動作を行う過程の中で
かなり代償が生じてしまえば，それはどこかに負担をかけている可能性があると思います．
ですので，やはり効率の良い
自然な動きを介助したり，一緒に練習したりって事は重要だと思います．
で！ そこから一歩進んで，動作分析はやはり必須でしょうよ！ と．
これは，セラピストとしての生命線のようにも思っています．
正直，僕自身まだまだな点があるので
自分に言い聞かせるためにも！ と思い書いているのですが・・・
で！話しは戻りまして・・・ この動作を評価してないのは イケないんじゃない？
と，このセラピストに偉そうに言ってしまったのです．
もとい，あくまで個人的な意見ですが と言わせていただきました．
まずは，やはりある程度動ける方なので
背抜きを楽に行える動作の練習や指導が必要であると思います．
楽に行えるのは持続性が期待できると思うからです．
そのために福祉用具利用する・・・ 大変，良い事ですよね☆
いやぁ〜・・・
褥瘡は，生活不活発病（廃用症候群）の中の一つだという事を
改めて忘れないようにしたいな と思った，そんな１日でした．
ただ，今日の偉そうなヤツ発言は酷い！ 少々濁して書いたつもりですが・・・
もっと，様々なセンテンスを知らなければいけません・・・．
