BIG D.

 こんばんは. 後藤です.



 今日はうちの嫁さんが休みでして,

 家に帰るとカレーが出来ていました.


 うまいっ! 挽き肉のカレーでしたが,なんという名前なのか分かりません.


 で,うちの嫁さんはそれはもう大変なテレビ好きなのですが

 そのテレビの中でも,特に好きなのが「はじめてのおつかい系」や「大家族もの」です.


 今日もやってますね. 大家族もの.

 僕は,そこまでテレビをしっかり見るという訳でもないので

 もちろんこの番組もあまり詳しく見た事がありません.


 ただ,今日の番組はもう何年間も追っているドキュメンタリーらしく

 「このお父さんは料理が相当上手いんだよ」 とか

 「ダディの髪が伸びとる!」 「この人すぐ何でもタタキにするでぇ!」 などなど.


 嫁,めちゃくちゃ詳しいではありませんか・・・.


 まぁそれはそれは楽しそうに見ておる模様です.



 家族,ねぇ〜・・・.

 僕も小さくではありますが,こうやって家族を持っています.

 もちろん,実家には祖父母・両親・弟がいますが

 僕の働いている地域でリハビリの仕事に携わっていると

 とても家族の大事さ というのに気付かされます.


 とある老夫婦の奥さんが体調を崩し,どうしても施設に行く事になったケースがあります.

 旦那さんは,僕が担当しておりとても元気に外来で通っていました.(←変な表現ですね…)


 外来に来ては,「今日はもう飯の支度や洗濯をしてきた」 などなど.

 「お前もそんくらい出来んと,これからの男はイカンぞ〜」 なんて良く話したものです.


 そうです. 奥さんの介護を行う事が,旦那さんにとっての重要な役割となっていたのです.


 それが,奥さんが施設に行くと決まってからというもの

 元気もなくなり,どんどんと体調を崩し・・・


 数年前とは想像が出来ない程です. 

 「奥さんと同じ施設に行きたい」

 こういった発言をするようにもなりました.


 僕自身の不甲斐無さを痛感する・・・ そんな事を教えてくれた方でもあります.


 自分の担当する方の状態だけでなく,

 その方を取り巻く環境や家族.


 訪問リハビリや臨床で,意識せずにはいられなくなった・・・ そんな経験談でした.