「初心」の真意とは?

 こんばんは。 後藤です。


 逃亡癖のある僕が唯一の拠り所にしているのは読書です。

 本はどう思っているか分かりませんが・・・

 

 今日は「初心忘るべからず」という言葉を感じた一日でした。

 学生との会話の中で、学生の時感じていた事を忘れる事なく

 ディスカッションしなければ・・・ と思いました。

 
 ついつい、一方通行の会話が展開されがちでしたね。

 学生のほんの小さな疑問を聞いた時、もしかしたらもっと素敵な意見があるのに

 飲み込ませていたのでは? と感じたためです。


 偶然ですが、明日(17日)は「初心忘るべからず」の言葉を残した

 世阿弥の命日でもあります。


 今日の帰りに学生とこの言葉を言い交わした後、

 帰宅し本を読んだらとても驚きました・・・。


 能役者であった世阿弥が、自らの修行と稽古により完成させた能楽を、

 子孫に伝えるために残した能楽論中の言葉だそうです。

 また、本にはこう書かれています。

 
「一般に初心というと、初めに思い立った心というほどの意味で使われているが、

 その真意はもっと深い所にあるようである。

     (中略)

 言い換えれば、習うことや教える事を素直に吸収する事のできる

 若々しい心、これこそ初心であろう」



 う〜ん。 なるほど〜。

 初心、忘れてはいけませんな。



 また、世阿弥はこういった言葉も残しています。

 「命には終わりあり、能には果てあるべからず」


 ちなみに、ヒポクラテスも、
 
 「芸術は長く人生は短い」


 と、残しているようです。


 そこで言えることは、「能」や「芸術」を「学問」に置き換えても

 またそれは真実であろう・・・ と本に記されていました。

  
 初心の真意を理解した上で、これらの言葉を聞くと

 日々、謙虚に精進していく事を忘れず勉強していくほかに

 道はないのだな〜 って感じました。


 こんな、本からも小さな励ましをくれる事があるから

 日々の生活に彩りがでるように思います。


 今日は、暗いキャラ全開の後藤でしたが

 本だけでなく、支えてくれる方々がたくさんいる事も事実です。

 本当に皆様ありがとうございます!


 これからも、変な壁を作らず、多くの知識を吸収して行きたいと思います!