うちのおじいちゃん

 こんばんは。 後藤です。


 今日は、朝から母の親父の法事がありました。

 そうです。僕のおじいちゃんです。

 嫁さんにも有休をとって頂き、後藤家として参加しました。


 もう、おじいちゃんが亡くなってから○○年経ちます。


 僕が結婚した事、イトコに子供が生まれた事、孫の世代が全員就職出来た事・・・

 色々な事を、見せていないまま亡くなったおじいちゃん。


 随分と前の話なのに、なんででしょう? つい最近の事の様に思います。


 どの様に亡くなったのか? その当時は詳しく知る事もなかったのですが

 今では医療職に携わる事が出来たので、なんとなく分かります。


 認知症があり、夜間よくフラフラと外を歩きに行ったりしていたそうです。

 その時、おばあちゃんは不安定に歩くおじいちゃんに必ず寄り添い、

 一緒に歩いていたと言っていました。


 おばあちゃんは、医療従事者ではありません。

 でも、夜間に歩こうとするのは何か理由があるんだから、それにしっかり付きやってやっただ。

 なんて笑いながら話すおばあちゃん。



 僕はこんなおばあちゃんがとても好きです。



 おじいちゃんの最後は、

 僕が今務めている病院から、徒歩で1分位の所に住んでいるのですが(昔から)

 かなり大きな褥瘡も出きてしまっていたようです。

 いわゆる、寝たきり・・・ だったんですね。


 おばあちゃんは、本当に小さな人なんですが

 床ずれができないようにと、

 180cm近いおじいちゃんに

 一生懸命体を綺麗にしていたそうです。


 おじいちゃんに怒った事がないような人で、

 決して、ケアに手を抜いていたわけでは無いと思います。


 それでも、褥瘡が出来てしまった・・・

 また、全身管理も適切でなかったようです・・・




 病院がすぐ近くにあるのに。




 当時だから・・・ という事もあったのでしょう。

 決して誰が悪かった! 

 なんて事が言いたいわけではありません。


 それから時が経ち、僕は今の病院に勤めています。

 そして、褥瘡について勉強もしています。


 それだけでなく、在宅・褥瘡・理学療法士・エンジニア・看護師・・・などなど

 各分野のprofessionalな方と知り合う事ができました。

 そして、その方々は 

 何より人としても素晴らしい方々ばかりです!



 こういう言い方、変かもしれませんが

 おじいちゃんが、出会わせてくれるように仕組んでくれたのかな?


 なんて思ってみたり・・・。


 昨日の勉強会の余韻もあり、勢いに乗って

 おじいちゃんに高い目標を誓って来てしまいました。


 見ててくれよ!と。


 やりますよ、後藤は。

  
 明日からも、頼むぜ おじいちゃん!