仕事辞めたいですか?

 なちゅは研修会を終え
 2日がたちました。




 自分自身の臨床・在宅での関わりや
 普段の行動が変わってきているのを実感します。




 現場にいながら、目の前の事、今後の事。
 ぐるぐると考えている状況ではありますが
 今回の研修会を皮切りに、様々な意見交換が出来ている事も確かで
 より色んな活動ができそうな・・・そんな手応えがあります。




 多分、今までは気にもしなかった意見や考えも、
 今ではものすごく一つ一つが新鮮で楽しい。




 
 困ったら相談しよう
 あの人だったら、なんて言うかな? など
 そうやって考えられる事自体に意味があって
 ものすごく、フッと心が軽くなったかのようです。





 そんな中、医労連の実態調査から
 「看護師の75パーセントは辞めたいと思っている」なんていう
 そんな報告というかニュースが流れましたね。





 自分は看護師ではないのですが
 かと言って別次元の話しではないな と思いました。





 勤務体制、人員配置、職場環境、職務内容・・・
 4人に3人は辞めたいと思っている状況の中、
 さらには、「連携が大事だ!」と言われ
 ただでさえ自分の部署で大忙しなのに
 多職種のことまで考えていかなければならない。





 文句をいえば、棚に上げて と言われ
 我慢したら、体調を崩すか、その前に辞める。





 働くって、なんなんでしょう。





 協力し合うって、なんなんでしょう。





 1人1人、考えは違います。
 目的は一緒だと言っても、
 全員が全員同じ気持ちにはならないのでしょう。





 だからといって、
 「うちはうち、よそはよそ」という
 通じやすい状況、仲がいいという関係だけで
 連携をとっていくことが、いいことなのでしょうか。





 今回のニュースを見て
 こういった報告や調査は大変貴重なものだと思います。
 




 ただ、こういったニュースを知った方にとって
 病院・施設の現状というのは、どう映るのでしょうか。





 そして、この話しについて訪ねられた時、
 医療従事者はなんて答えるのが良いのでしょうか。





 日本の医療に関わるテレビの多くは
 「あれはだめ、これはだめ」 「こうなってしまう、ああなってしまう」が
 内容の中心であると思います。
 そのため、病気や障害に関しての印象が良くない情報が
 社会に溢れているように感じます。
 入院する なんていう事は
 どれだけ不安なことなのでしょうか。





 医療従事者に限った事ではありませんが
 自分がどうやって社会へ参加しているのか っていう
 自覚と軸を持ちながら、柔軟な考えも必要なのかと思います。





 安心して生活が出来る っていうのは
 人との関わりがどんな場面でもあるこの社会で
 もっともっと考えていくべき事柄なのではないのかな と思っています。





 知識や技術、仕組みよりも先に
 大切な事があるのだと思います。






 犠牲者が出たから、改善された なんてことばかりです。
 もうやめてほしいものです。