ナチュラルハートフルケアネットワーク

 2日間に渡り、実技の研修会を行いました。
 この研修会、最後に各グールプから発表がありましたが
 無声映画のように、はたからみたとしたら、
 それ以外は、実技の研修会です。




 実技の研修会ですから
 最後の発表のとき、参加者からの感想は
 「技術が身に付いた」 「いかに今やっていることが良くないか気づいた」と
 そういった感想がでました。




 そうれはそうです。練習をしているので。
 ただ、今日参加された方からでたのは
 それだけではありませんでした。





 実技が中心なのに、

 「自分がどうあるべきか?」 
 「相手のことをどこまで考えれる事が出来るか・・・」
 「職場で、どう動くべきか・・・」
 「そのために、今自分に必要な事は・・・」
 「人としてどうあるべきか」

 などなど。
 そういった感想が出てきました。






 研修会が終わって
 落ち着いて考えると
 これって、とてつもなくすごいことだと思います。






 普通、研修会って
 講師がいて、その先生のノウハウを学び、会得し
 明日からどう応用していくか? という流れになるかと思います。
 この事自体、特におかしいことじゃない です。






 そのために、研修会に参加するんです。
 





 でも、このナチュラルハートフルケアネットワークというのは
 単純に知識・技術を向上させるためだけでない取り組みをしています。






 人として当たり前の事が当たり前にできる社会を。
 人として、どうあるべきか。
 





 そこを考えられるようになるための
 取り組みをしています。






 倫理観、自己啓発を学ぶための研修でもなく。
 技術・知識を高めるだけの研修会でもない。






 今、医療や在宅で行われている
 リハビリテーション という大きな枠組み、
 ケアに関わる現場について考えて欲しいのは、
 「どれだけ職業性の疾患をもちながらケアスタッフが働いているか?」
 「どれだけ多くの方が、拘縮をはじめとした二次障害が蔓延しているのか」
 「社会へのつながりを断たれた生活を送る事になった方がどれだけいるのか」
 を考えたときに、そういえば・・・と、
 心当たりのある方多くみえる事と思います。







 それでも、今の現場はこのまま進んでいっています。





 変わってきていることはもちろんあります。
 でも、これって、やはりおかしくないですか?
 結構、あきらめている なんて事、ありませんか?






 拘縮があることは、しょうがないことですか?
 褥瘡が出来てしまう事は、しょうがないことですか?
 プロである職員だとしても人員不足などの理由から
 腰痛がでるような職場環境でもしょうがないこと ですか?
 





 多分、マインドはすぐに変える事が出来ます。
 思えばいい ですもんね。






 ただ、それだけではだめで、
 技術があって、知識があって・・・
 その前に、純粋に人が好きなだと言う気持ちがあって。
 





 もう1度、言います。






 褥瘡、少なくなりました。
 でも、なくなりましたか?







 寝たきりとされた方の
 拘縮って、なくなりましたか?







 天井を向いて、車いすにまるで置かれているかのような・・・
 そういった方、いませんか?







 そして、
 ここから5年後、10年後
 今のこの状況が、変わっていると思いますか?







 僕、今日の研修会で感じた事があります。







 未来は明るいです。
 確実に、変わると思います。






 自分が、このネットワークにいるから というわけではありません。
 偶然、関わる機会があっただけ です。






 きっと、今のタイミングで
 このネットワークと出会う事が出来ても、
 そう思う事でしょう。







 先人の方々いて、今のケア現場があります。
 もちろん、批判する気は毛頭ありません。
 随分と変わってきていますし、
 その先生方のおかげで、僕は働く事も出来ています。






 ただ、このままでいいのでしょうか?






 って、偉そうに言っていますが
 多くの人が、そう思っていることかと思います。







 今回、このナチュラルハートフルケアネットワークの
 遠路よりはるばる愛知にお越し頂き
 素敵な先生方に岡崎にて研修会を行って頂きました。







 今日の日記のように感じたのは、
 下元先生はじめ、高知県から車でお越し頂いた5名の先生方、
 大阪からお越し頂いた3名の先生方、
 東京からお越し頂いた先生、
 そして、同じ思いを持つ仲間が鳥取から3名、
 滋賀県から4名+天使2名があってこそだと思います。






 そして、参加して下さった愛知の方々、
 一緒にメンバーとして研修会を行ったみんな、
 裏方に徹して下さった方々、 
 会場をお貸し頂いたさくらの里様のおかげだと思います。






 この場をおかりしまして、
 深く感謝を申しあげます。





 今日の日記を読んでも
 文章能力の無い僕ですから・・・
 誤解だけは招きたくないですし、
 どれだけ伝わるかは分かりませんが、
 是非、一緒に考えていければ! って思っています。






 今後、この日記やFacebook
 活動予定や活動報告を積極的に掲載していきたいと思っています。
 





 1人では難しい事も、
 仲間がいたらなんとかなります。
 今の現場を、変えましょう。
 宜しくお願いします!


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