戯言 2


 商品を購入する際
 大きなお札を出して
 お釣りのお札が数枚にわたる場合.





 店員さんが確認を意味をこめて
 丁寧に枚数を数えて下さいますが
 どうしても,それが
 「さぁ! この手元にあるお札が〜」 と
 さも今から手品をしてくれるのでないだろうか?
 と感じ,ついドキドキしてしまう僕です.






 これ,以前にも書いたかも知れませんね.
 すみません.





 えぇ. 何が言いたいか? というと
 そのドキドキポイントといいますか
 ヒヤッとしたり,不快に思ったり
 逆に心地よく思ったり なんていう感情は
 人により違いますよね  って話しです.





 あ. 昨日の内容と同じですね.





 特に.
 病気を患った事で
 以前の身体機能・感覚とまるで違うようになれば
 尚更,色んな感情が生まれてくるかと思います.






 在宅以外の
 臨床場面では,いわゆる慢性期である方を
 担当させて頂くことが,今月から増えました.






 その中で,よく寝たきりの方を担当させて頂きながら
 日々,相手が今どのような事を考えているのだろう? と
 頭を悩ます事が多いです.






 なぜ,この姿勢で寝ているのだろう?
 





 この疑問が1番多いように思います.
 何らかしらの理由があるハズ・・・ と思ってはいますが
 なかなか,相手の気持ちには成りきれないものです.






 このままでは
  拘縮が・・・
   褥瘡も・・・
    下側肺障害は...






 二次障害の予防として
 どのような姿勢になって頂いた方が良いか
 という事は,分かるんですが...






 かといって
 ただ強引にパッと見,綺麗そうな姿勢に強制することも
 如何なものか・・・ と感じます.






 いくらアライメントが不良だからといって
 とにかく,まずは真っすぐにしてみる! という方法では
 スムースに事が運ばないことが多いためです.






 まず,どこが不安なのか? 安定しているのか?
 どうしてその姿勢を好むのか? を考察して
 徐々に,理想な姿勢へと移行していく という事が大事かと思います.






 つい,理想形といいますか.
 この姿勢なら多分...楽そうかなぁ・・・ という
 不確かなポジショニングの提供が
 ここ最近の僕には多いんじゃないかなぁ〜 と感じています.






 長期に渡り
 独特ともいえる姿勢をとり続けてきた方々に
 早急に身体的な変化を提供できる事自体,
 もしかしたら難しいのかもしれません.






 でも.
 結局,僕が介入した際に
 どのくらいに相手の気持ちになれているのか? という
 そんな疑問は残ります.






 よく,相手の状況に合わせてポジショニングを変えていくと良い
 と,教わっているのですが
 その細かさや,ポイントの絞り方が
 自分はまだ甘いのだと感じます.






 もっとよくよくと評価をし
 1人でも多く,楽である姿勢を提供できるように.
 相手の気持ちを感じとれるよう
 ポジショニングやケア方法を考えて行きたいと思います.