環境

 2010年度.
 精神疾患を患い,労災申請をした人数が過去最高であり
 また,労災の申請者の延べ人数自体も過去最高であった との事.





 どのような職場であれ,どんな理由であれ,
 こうやって実際に数値化し,客観的にみると
 深刻さすら覚えます.






 「労災」 とまでカテゴリーを広げるわけではありませんが
 やはり環境を良くする という点では
 こんな僕でも,小さくではありますが
 課題として日々向き合っています.






 訪問リハの中で
 担当させて頂いている方の生活
 そして,その方の家族.
 入院している方ももちろんですが,
 褥瘡をはじめケアに関しての病棟スタッフの環境であったり.





 暗黙知と言うか,「まぁこんなもんでしょう」という
 場面が多々あるようにも感じていながらも,
 同時に自分自身の勝手な解釈もあるわけですからね.





 良くも悪くも
 引き継ぎという形で訪問リハに行かせて頂いている場面や
 褥瘡に関してのフォローの仕方.






 すぐに用意できる素材・材料があれば良いのですが
 一歩踏み込んだ,新たに取り入れることの難しさなんかは
 痛感する事が多々あります.






 関わる人の数だけ,色んな想いや考えがある中で
 そうそうに,シンプルに事が運ぶなんてないんでしょうね.






 でも,だからこそ
 これだけ科学が発達したり
 色んな世の中の物事が分かってきているだと思います.





 
 1度経験したことは,どんな事でも次回に生かすことが出来ます.
 ただ,その対応法は
 まず,答えではない と思います.





 
 色んな意見や考えは,多くありますもんね.
 「こうした方が良いのにな」 なんて思っても
 どうしても発言できない なんて場面なんかは
 そりゃあ,そこら中にある事と思います. 





 でも,きっとやり方次第です.
 どっかに良い方法があると思います.





 周りに気配りが出来ないのも問題ですが
 周りの意見にただ流されるのも問題だと思います.





 と,言いながら
 これがなかなか難しいんですけど.





 病棟でのケアに関して
 色んなところで学んできました.
 少しでもそれが役に立てるように
 様々な角度から,介入していければ なんて思いました.