勉強に参加


 本日は,大変良い天気でした!
 こんな日は,そうです...




 福祉用具プランナー連絡会 主催の勉強会に参加するのに限ります.




 今日は,「自助具」がテーマで
 グループディスカッションを含め
 勉強会へ参加してきました.




 
 ただ... でました. 遅刻.
 30分ほど,遅れてしまいました.
 本当に,申し訳ありません.





 まぁ...名古屋は混みますね.
 言い訳ではありませんが,1時間はかかると思い
 ちゃんと時間通りには,出たんです.
 ただ... もっと早く出るべきでした.





 この自助具の勉強会にお誘いがあった時
 僕は,不意にこんなことを言ってしまいました.




 
 「自助具,あまり詳しくないので勉強したいです」 と.





 ところが...
 この「自助具」なんて言葉自体,どうなんだろう? という
 そんな勉強会でした.





 福祉用具 と 道具 はカテゴリー化出来ますが
 そもそも,この自助具 なんて言葉の意味は,ほぼないようです.





 学校の授業で,習ったことはありますが
 今日のセミナーを聞いた限りでは
 この自助具という言葉の概念から紐説きますと
 世の中に存在する「道具」全てのことを指すようです.





 例えば,コップ.
 これも,言ってしまえば「自助具」なんだそうです.





 「福祉用具」 とは,やはり少し違うようです.
 言われてみれば...納得 というような内容の講義でしたので
 僕のブログで良く分からない という方は
 是非,色んなところで調べてみる とか
 この勉強会で同じテーマがあったら,参加頂けると良いかと思います.





 そういえば,眼鏡なんかも
 福祉用具 だったんだそうです.





 今では,そんな感覚ないですよね.
 これが,ある種ユニバーサルデザイン と言いますか...
 やはり,そこまでの境地にいたるような「モノ」であったり
 「社会」になる事が大事だと 今日のセミナーで学びました.




 
 今回,セミナーの中では
 80歳女性が退院時,車いすを使用する となった際に
 選定をするためにどんな情報が必要であるのか? 
 といったテーマをもとに話し合いを行う場面がありました.




 他職種の方々と,色んな話しが出来たので
 とても楽しかったです.





 ただ,その中でかなり気になった事は
 セラピストの介入が,あまりに少ない という事です.





 リハが入っていない方の場合
 どうしても「なんとなく」で処方(車いす選定)されるのが
 多くの現状だそうです.





 また,かなり言いにくいですが
 実際,リハ担当していても車いす選定の場面において
 セラピストは半ばほっぽり出す みたいな場面も多くある
 なんて話しも聞くことが出来ました.





 これは... マズイ...





 身体機能だけでなく,住宅環境
 そして,その方のパーソナリティーなんかを考慮して
 行うはずの選定において,何故セラピストが介入していないのか...





 リハビリテーションの場面で
 こんな事(こんな事って...)ちゃんと考えて行くのは
 やはりセラピストとして必要なハズなのに...





 
 まぁですね. 全部が全部,セラピストが仕切る とかって話しではなく
 もっと積極的に介入するべきだし
 そのための知識をつけなければいけないかと思います.
 もっともっと,セラピストがチームに入っていくべきですね.





 と. ここで,勝手な解釈. 見解なんですけど.





 セラピストの中では
 やはり動作分析,運動学,解剖学,脳科学などなど
 どうしても身体機能面に着目しやすいように思います.





 だから,多分・・・ですけど
 福祉用具を用いる っていうのは
 ある種「逃げ」という感覚があるんでしょうね.





 恥ずかしい話し,僕もありました.
 臨床場面で,ハンドリングで治してナンボじゃい みたいなノリですかね.





 だから,そのために,みんな一生懸命 勉強します.
 感覚の事,脳の事,どうやったらADLが変わっていけるか を.





 でも,実際に在宅を見ていると
 考え方が,ガラっと変わるんですね.
 決して,福祉用具は「逃げ」じゃあ ない.





 かと言って,誤解を招くといけませんが
 臨床場面で必要な基礎的な身体機能・運動・行為における評価
 これは絶対的にセラピストは必要であると思います.





 ただ,福祉用具を用いる事の選択肢がある 
 この事は忘れてもいけないかと思います.





 
 そして,福祉用具の使用を
 あまりに容易に行う事で,実際に患者さんの評価が出来ていない事も
 注意しないといけない点かとも思います.





 「あっ,この動作が出来ないですか」
 「じゃあ,これが便利だから,これ使いましょう」
 なんて,簡単に考えるは,きっとダメです.





 ポテンシャルをそこで防ぐ可能性もありますもんね.
 まぁ...でも.
 この境界線が難しいですけど.






 もちろん,境界線など引かず
 福祉用具を用いながらも,在宅で更なる機能やADLの向上を目指す
 というのが,良いかと思うんですけど.
 やはり,悩みはつかないし
 考えることはとても多いかと思います.





 なんだかんだと言ってきましたが
 やはり,現場が大事なんです.





 現場は,臨床場面. リハ室での動きじゃあないです.
 在宅なら在宅. その人の生活自体だと思います.





 リハ室では,うまく出来ていた なんて事は
 そんなの関係ねぇ! のだと思います.(古いですね)






 最近,僕の中では福祉用具に興味津津です.
 それだけに,基礎的な評価.
 これは必ず忘れないようにしたいと思っています.




 ここでも,大事ですね. バランスが.
 僕はあくまでセラピストです.
 今日参加していた方々は,ちゃんとそれぞれの職種の仕事を
 しっかりと考え,行動に移しているように感じました.





 こう言った方々から,普段のお話しを聞けたことは
 本当に貴重な経験であったと思います.





 正直な話し.
 多分,自分の職場でも
 セラピストが介入せず って事が多くあるかと思います.
 その時に,いくらアンテナを張っていても
 さすがに情報が無ければ,どうしようもありません.
 動きようが無いんです.





 でも,もしそんな情報が入った時
 ちゃんと動けるような人になるべきだと感じましたし
 「う〜ん...困ったなぁ」 となった場面の時に
 「そうだ,リハ科のアイツに相談してみよう」 となるように! 
 日々頑張っていく必要があるなぁ〜 と感じました.





 本当に,良い1日でした☆
 こんなにも勉強になる事があるのは良い事です.
 懇親会でもお酒飲みませんでしたが
 全然,学べましたし! 楽しかったです.





 連絡会の皆さま,そして皆さま
 ありがとうございました!




 また,機会があったら
 是非,参加したいと思います.





 そして,許可が出ましたら
 次回からは,このブログ内でもお知らせしていけたら
 なんて事も考えています.