長い呟き

 良いです. 新しい端末が.






 なんとなく,今までのより早くなった気がする・・・
 もしかすると,元々調子が悪かったものを使っていたのかも?
 と,錯覚するほど.





 と,ここで「錯覚」という言葉が出てきたので今日はこの錯覚について.





 臨床上,脳科学がかなり浸透してきていたりなんだりで
 結構,「脳が錯覚を起こす」なんて言葉を聞くようになりました.





 例えば,運動パースペクティブに関して
 見えに対する身体運動の変化であるとか なんとか.(雑っ!)





 電車が両車線に止まっていて
 自分が乗っている車両と反対側の車両が動いたのにも関わらず
 感覚としては,自分が乗っている車両が動いているような気がする とか.




 そして...
 これに似た言葉で「脳をだます」なんて言葉も,良く聞きますね.
 本だけにとどまらず,簡単な教科書にすら掲載されているかと思いますが.






 で,この事自体がなんやかんやという訳ではなく
 今日,言いたい事は「脳をだませばいいんだよ」という
 この発言が,それはもう,とてつもなく僕は嫌いであるという事です.






 脳科学に精通した方で,時にこういうように使ったりしている方はみえます.
 きっと,分かりやすく っていうのを意識しているかも知れませんし
 本気でそう感じているかも知れません.
 それに,僕はその先生が書かれる本は好きですし
 尊敬もしています.





 ただ.
 かなり研究や論文を読んだりして
 学んで学んで,出した答えであるはずです.





 そんな方がいう「脳をだましてやれ〜」っていうのは,
 そっかぁ〜 ってなりますが
 付け焼刃で学んで,鼻にかけて「脳をだませば良くない?」みたいなのは
 ちょっとなぁ〜 なんて思います.




 
 って,言っておいて.
 あくまで個人的ですが,どうも「だます」って言葉自体が
 きっと嫌いなんでしょうね. 実際は.
 脳科学に精通した方がそう発言していても
 実はピクッと反応したりしますもんね.
 




 でも.ですよ.ひいきするわけではありませんが
 決定的な差が,脳科学者と読者の間にある筈です.






 何事に関してもそうなんでしょうが,
 「真実」は皆,理解しやすい. そうですよね.





 でも,本当に凄い事は「真実」を発見する事.
 なんだと思います.





 って,ガリレイの言葉なんですけど.
 (注;truthsを勝手に真実と訳しています)





 頭から,どんな新しい事についての情報に対して
 「そりゃあ,そうだよな. 何言ってんだよ」と言ってしまえば
 それまでです.





 でも,裏を返せば
 そんだけ,きっと分かりやすく スッと入る物事なんでしょう.
 「真実」っていうのは.





 僕も,こんな時期がありました.
 新しい知識や技術法に関して
 「まぁ,そうだわな...で?」  みたいな.





 でも,内容だけではなく.
 その事を発見した あるいは考えた という事自体が
 本当は凄いことだし,そのプロセスを学ぶべきなのかと
 真摯に思ったりしています.





 ケア方法の伝達の場面で
 「この方法はやってみたけど,あんまりだった」
 みたいな感じで,うまく伝えられなかった事
 病院や施設の中でありました.





 そう感じた方,実は結構みえたりするのではないでしょうか?





 相手の出方が〜 とか
 上手く自分が結果を出せなかった〜 とか
 もう,その原因は多岐にわたるのかと思います.





 僕は,そんな時
 ガリレオの言葉を思い出し
 手先の技術ではなく,下元先生方から学んだ想いについて
 その経緯であったり,どんな気持ちがあったのかを伝えようと思っています.





 って,偉そうですが・・・ 難しいなぁ〜 なんて
 毎回感じる次第です.





 これから,色んな情報に出会い
 自分自身,色んな経験があるかも知れませんが
 「なるほどね...で?」みたいなスタンスにならないよう
 用心していきたいと思います☆





 相変わらず,流れ 内容 ともにくちゃくちゃでしたねぇ・・・
 最後に,ガリレオの名言を載せておけば万事OKですね☆(←は?)





 All truths are easy to understand once they are discovered;
 the point is to discover them.


             Galileo Galileiガリレオ・ガリレイ