臨床の話し…なのか?


 勝ちましたね〜日本.
 ちょっと見ながら,嫁とはしゃいでしまいました.




 っと〜,やはり話しが関係無くなってきますので
 たまには臨床でのお話しを・・・




 
 ブログにも良く出てくる,イケメンな後輩が
 本日,担当症例についてレポートをまとめて
 チェックして下さい〜 なんて頼んできました.




 まぁ・・・僕に聞いたところで・・・って話しですが
 そのレポート見てみると,なかなか勉強している様子が伺えました.




 例えば,脳出血になった際の出血量(30ml)によって予後が変わる とか.
 ちゃあんと,文献などもしっかり読んでいるようです.




 治療アプローチに関しても,見ているとちょっと面白いです.
 注目すべきは,端坐位でイゴイゴとやっているシーン.




 ちょっと運動方向が気になるなぁ〜 なんて思いながらも見ていますが
 関節可動域を拡大して,筋力強化をして・・・
 なんてリハから,徐々に変わって来ている様子です.




 うん. なんだか末恐ろしいですね.




 
 って,これじゃ後輩の話しですね.
 イカン,イカン. 




 じゃなくて,注目なのはやはりイゴイゴとしている場面.
 重みをキチっと足部に伝えながら,重心移動の練習をしています.




 これは歩行にも繋がりますが・・・
 なにより,患者さん自身でいざれるようになるかも知れません.




 こういう動作は,やはり大事ですよね.
 ちょっとした動作のようですが,これが介助になるのと
 自身で行えるのとでは,やはり違います.




 多分・・・ ですが
 きっと,後輩は筋力強化をして行く事が
 ADLの拡大には直接関係しない という事が分かっているのでは?
 なんて思います.




 そういえば! 
 今,学生が担当している患者さんも
 筋力だけを見ますと,これがなかなかあるわけです.




 しかし,いざ歩行や移乗動作となりますと
 なんだか不安定.




 ただ,こういった方は決して珍しい訳ではありません.




 自然で,いわゆる効率の良い動作が出来ない方は
 大勢みえます.




 もちろん,病気や怪我などによって
 なんらかのきっかけがあった上で,
 やや非効率な動作戦略をとっているのかと思います.




 ただ,もっとポテンシャルとしてはあるのに・・・
 気付かないってだけで,動作がどんどん非効率な状況に陥る方がみえます.




 この背景には,介助する側の 
 ケアにあたるスタッフの触り方なんかも
 非常に影響を及ぼしているのでは? なんて思っています.




 リハの場面も,もちろんですが
 1日リハ室にいる訳ではありませんからね...
 ちょっとセラピストだけでは・・・ 限界があります.




 ただ,ここでケアにあたる全てのスタッフが
 効率的な(その方にあったもの)動きを促せるように
 タッチしていくと,動作は見違えるのではないのでしょうか.




 そして,セラピストは
 ただそれを病棟のスタッフに伝える という事だけではなく
 それ以上に動作の専門 という点で
 もっと考えなければならない事がある と教えて頂きました.




 チーム医療の必要性については
 どこのページを開いても載っていますが
 「実際に相手に触れる」 という原点はしっかりしなきゃな なんて.





 って,ほとんど...受売りです. すみません.






 それと,当院は電子カルテですが
 こういった点に関しては,記載しただけでは伝わらない事,
 伝えて行かなければならない事が,どうしても不十分になりがちです.




 ちゃんと顔を突き合わせて
 みんなで話しあいながら考えて行かなければいけない! と
 強く思っています.





 ちょっとずつではありますが
 こういった取り組みがしっかり形に出来るようにしていきたいな〜 と.





 なかなか・・・って事も,あるにはありますが
 それはそれ. これはこれ ってもんです.(←意味不明)





 皆さんの勤めている病院や施設で
 様々な取り組みをはじめ,色んな事もあるかと思いますが
 「人に触れる」という根本的な所.
 より快適なケア方法について,是非! 一緒に考えられると良いなぁ〜
 なんて思っています.




 と,いう訳で宣伝です.
 6月27日に勉強会があります.
 詳しくはコチラ→ http://kaitekikea.blog48.fc2.com/
 人数制限もありますが・・・
 どうぞよろしくお願いいたします!