今日は褥瘡回診の日です.
 最近は,創傷の方が増えてきました.
 中でも驚いたのは凍傷の方.
 ここまでになるんだなぁ〜 なんて感じました.



 年末,年始で色んな方とお酒を飲みに行く機会があったりして
 お話しする機会がたくさんあった分,
 最近の回診ではよりケアに注目が増えてきているように思います.



 うん.うん.少しでも何かお役に立てれるようにするしかないですね.
 あんまり,変な事言うのもいけないでしょうし.
 しっかりと勉強しながら,より実践向きな方法を考えて行きたいと思います.



 
 そういえば. 膝のお皿(膝蓋骨)に褥瘡が出来た方がみえました.
 初めて見ましたぁ〜...



 全身状態も,悪化していますが...
 膝関節が屈曲拘縮しています.
 なかなかの角度になっています.
 で,筋緊張がかなり高い状態です.



 およそ,この筋緊張の高さが
 膝蓋骨の上の軟部組織への血流を阻害しているのではなかろうかと.




 大転子の褥瘡について聞いた事があります.
 側臥位にて,上側になった下肢が
 股関節内転することにより,かなりTFLのテンションが高くなると
 体重が上側の大転子にはかかっていないにも関わらず
 褥瘡が発生する事がある らしいのです.




 聞いた話で,あくまで見た事が無かったのですが
 まさか膝蓋骨にてその現象を目の当たりするとは...




 どう考えましても,反対側の膝に当たる事はない状態ですからね.
 外科の先生とも話して,この方のこの状態ならそう考えるのが自然では?
 となりました.




 ただ...
 もうお分かりの通り,どのタイミングであるにしろ
 褥瘡が出来ていたという事は,対策(予防)が出来ていなかった
 というわけです.




 すぐに病棟スタッフと話し合いました.
 まだまだ考えない点はあるかと思いますが,
 ちゃんとフォローしていく必要性を感じています.



 
 実際に病棟に出て,自分の目で褥瘡を見るという事は
 やはり大事なんだなぁ〜 と常々感じます.
 あとは,ちゃんとこれを生かしていかなければ!




 褥瘡回診に参加できない日がきても
 担当する患者さんに褥瘡が出来たら,あるいは発生していたら
 ちゃんと自分の目で見て行きたいと思います.